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【MBTI】P型とJ型が共に旅行を楽しむノウハウ

以前、友人(ISFP)と一泊二日の旅行をしたことがある。決まったのは旅行のなんと四日前であった。「〇〇行きの飛行機が突然破格の値下げをしている」「今すぐ決済しないと売れちまう」とのことで、ISTJの筆者にとっては異例のゲリラ旅行をすることとなった。ちなみに友人(ISFP)は生粋のP型であり、計画を立てることに興味がない、というか立てる意味がないと思っている超絶自由人だ。旅行に行く際は海外・国内関係なく行き帰りの交通手段を除いて全くの無計画で行くのが通常運転なのである。反面、筆者は行き先・ルート・価格全てわかっている状態で出発したいマンなので、このゲリラ旅行はかなり異例の(!)出来事だった。

P型・ J型は大概”計画性”の有無で判断されるが、個人的には旅行においてその思考の違いが最も顕著に現れるような気がしている。今回のポストでは旅行におけるP型J型の思考の違い・そして平和な旅行をするためのライフハックを共有したいと思う。

▼👇P-J型の違いはこちらから

2種類のP型

個人的な見解として、この世には2種類のP型が存在すると思っている。

  1. 計画がないので”何でもいい”と思っているP型

  2. 計画がないので即興的に"これがしたい!"と思うP型

便宜上1を受動型P・2を能動型Pと呼んでいるのだが、この2つは同じPでもJとの相性において大きな違いがあると感じる。受動型Pは基本的に"なるようになれ" あるいは ”何でもいいや” 思考なので、計画を立ててくれる人が同じパーティーにいる事をポジティブに捉えてくれる傾向にある。旅行であれば、"おっ計画全部立ててくれてるじゃ〜んマジありがとう"的なノリでJ型の計画にすぐ乗っかってくれる。いわゆる「フッ軽」というやつだ。

能動型Pは、前者とは違い”これがやりたい!”という意見がはっきりしている傾向が強いように感じる。緻密な計画を立てることに対しては興味が薄いが、大まかなポイントと全体像、そしてその目的が明確に決まっているタイプだ。ここだけ聞くとJ型と似たような思考に聞こえるかもしれないが、その違いは彼らの臨機応変能力の高さ・目的意識の高さだと思う。

以前の記事でも書いた通り、J型は"計画通り遂行すること"自体に喜びを感じるタイプなので、計画遂行=旅行の目的になってしまいがちなのだ。一方能動型Pの場合は旅行の目的…例えば港町の魅力を楽しむとか、特産物を食べまくるとか、そういったものに重きをおいているように思う。だからこそ、不確定要素が生じるかもしれない細かな部分には労力を割かず目的を達成するため必要なポイントに集中しているのではないか、というのがJ目線での見解である。

P型とJ型が旅行すると生じるトラブル

  1. 計画の緻密さに差が生まれお互いにストレスを感じる(P型 vs J型)

  2. やりたいこと(場所)が合わずストレスを感じる(能動P vs J型)

  3. J型がたてたスケジュールが緻密すぎてP型が疲れる(P型 vs J型)

  4. P型がたてたスケジュールが大雑把すぎてJ型が疲れる(P型 vs J型)

P型とJ型が一緒に旅行にいった際、起こりうる問題は大体こんな感じだろう。筆者の場合2と3を特にたくさん経験した…ような気がする。

では、どうすれば平和な旅行を実現できるのか?

⓪そもそも論:できれば受動型PとJ型で旅行に行く

そもそも、P型とJ型の旅行の相性を考えると、可能であれば「受動型P」とJ型で旅行に行くのが理想だと思う。理由はシンプルで、受動型Pは計画を他人に委ねることにストレスを感じないからだ。むしろ、J型が計画を立ててくれることをポジティブに捉え、「全部やってくれてありがとう!」と自然に思ってくれる。これが、J型にとって非常に心地よく、かつ自分の計画通りに物事が進むという安心感も得ることができるのだ。

一方で、能動型Pの場合は、自分なりの「これがやりたい!」という強い意志を持っているため、J型の計画に対して意見をぶつけてくることがある。能動的Pの「旅行の目的」とJ型の計画のすり合わせが十分でない場合特にそうだ。もちろん、これをうまく乗り越えられれば、能動型Pとの旅行も楽しいものになるが、初めてP型と旅行する場合や計画をしっかり遂行したいJ型にとっては、受動型Pの方が相性が良いと感じるだろう。

受動型Pは、計画を自ら立てることに価値を見出さないため、J型がすべてをコントロールしてくれることで、逆にリラックスできる。また、J型にとっては、自分の計画に「文句を言わない」旅仲間というのは非常に貴重であり、ストレスフリーな旅を実現できる。

結論として、J型が安心して楽しむ旅行をするなら、受動型Pとのコンビが最も楽だということだ。しかし、友人の性格を急に捻じ曲げるわけにはいかないので、能動型Pとの旅行を楽しむコツを考えてみようと思う。

①互いの優先順位を事前に確認する

P型とJ型が円滑に旅行を楽しむためには、互いの「優先順位」を事前に確認することが欠かせない。J型にとっては、計画通りに進行することが安心材料であり、P型にとってはその瞬間を楽しむことが最も重要だ。

そのため、旅行前に「お互いが何を大切にしているか」を確認しておくことが大切だ。たとえば、「今回はこのルートを必ず守りたい(現実的な移動手段などを踏まえ)」というJ型の要望があればそれをP型が確認・尊重し、「こんな事をしたい(旅行の大きな目的)」というP型の要望があれば、それをJ型が受け入れる形で調整する。B案を考えたい場合にはP型にとって大事な旅行の目的を考慮して考える、といった具合だ。

②「計画」と「現地行動」に役割を分担

またP型とJ型がストレスなく旅行を楽しむためには、「役割分担」を「計画」と「現地行動」に分けることも重要だ。例えば、J型が計画全体をあらかじめ組み立て交通手段や宿泊施設の予約を担当し、P型は現地での食事やアクティビティの選定、臨機応変な対応を担当する、という具合だ。

この役割分担は、各々が得意な部分を活かすため、両者にとって心理的負担が少ない。J型は計画をしっかり立てて安心感を得ることができ、P型はその場でのアドリブを楽しめるというわけだ。

③J型の妥協が大事

最後に、以前のポストでも話したようにP型とJ型のすり合わせには「J型の妥協」が一番の近道となる。即興を楽しみ、旅行の本質を求めるP型の生き様はJ型にとってストレスフルであると同時に、とてつもない人生の刺激になりうる要素である。新しい旅行先での新しい経験、失敗も思い出になると思って、肩の力を抜くことがJ型の旅行に必要な姿勢なのかもしれない。。

大前提として、旅行はあくまで「楽しむこと」が目的だ。お互いの違いを楽しむ余裕を持ち、旅の思い出を素晴らしいものにしよう。


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