【vo.1】アラサー婚活女と結婚願望微塵もない男、そんな二人が付き合ってみた話
はじめに
4年制の地元の大学を卒業して、地元で就職先として堅実といわれる企業に就職した私。
これまで、地元ではいわゆる優等生コースを歩んできた。
そんな私の周りも、同じく堅実な子が多かった。
結婚はしなくてはならないという義務感というより、結婚はしたいものという感覚が、共通認識みたいになっていた。
そして、真面目でで堅実な友人たちは、「結婚したい」という気持ちを叶えるため、ちゃんと考え、行動していた。
その結果、就職して3年目の25歳、第一次結婚ラッシュの到来。
お相手の多くは、大学時代からの交際相手。
続いて、就職した5年目の27歳、第二次結婚ラッシュの到来。
お相手の多くは、大学時代の彼とは卒業を機に別れたものの、社会人1、2年目くらいに知り合った職場関係の相手といった具合だ。
そんな二度に渡る結婚ラッシュを通じて、大学の友人の8割が27歳までに既婚者となった。
私自身としても、結婚は義務というより、したいものだった。
それは、大学時代の友人たちの影響ではなく、子供の頃から自分の中にずっと存在して、変わらない気持ちだった。
だから私は、持ち前の真面目さと堅実さを発揮し、自分の結婚したい気持ちを叶えようと行動してきた。
今思えば、それは婚活だったと思う。
そんな婚活に邁進する私が、アラサーも板についたいいお年頃に、「結婚したい?そんなの今まで思ったことねぇな」とさらっと言い放つある男性と交際することを決めた。
これは、私ぽいが自身の結婚したい気持ちに向き合い、考え、悩み、悩み、考え、動き、奮闘したアツい記録である。