ココナッツオイルが固まる理由とMCTオイルの違い:固まる油は本当に体に悪いの?
こんにちは、さつきです!
今回は「ココナッツオイルは寒いと固まるのに、MCTオイルはなぜ固まらないの?」という疑問を解き明かしていきます!どちらも油で、ココナッツから抽出されるのに、この違いが生まれるのはどうしてなのか。じっくり紐解いていきましょう!
ココナッツオイルとMCTオイルの違い
まず、ココナッツオイルはココナッツの果肉から抽出される植物性油脂で、中鎖脂肪酸や長鎖脂肪酸がバランスよく含まれています。一方、MCTオイルは**中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglycerides)**だけを抽出したものです。
固まりやすさのカギは脂肪酸の構造にあります!
固まる原因:融点の違い
油が固まるかどうかは、**その油の主成分である脂肪酸の「融点(固まる温度)」**に依存します。ココナッツオイルは中鎖脂肪酸だけでなく、少量の長鎖脂肪酸(炭素数12以上の脂肪酸)も含まれています。
長鎖脂肪酸は融点が高いので、温度が下がると固まりやすい。
中鎖脂肪酸は融点が低く、液体を保ちやすい。
ココナッツオイルには長鎖脂肪酸が含まれているため、寒いと固まりやすいのです。一方で、MCTオイルは中鎖脂肪酸(特にカプリル酸(C8)やカプリン酸(C10))のみで構成されているため、融点が非常に低く、寒くても液体のままなんですね!
具体的な融点を見てみよう
以下は主な脂肪酸の融点です:
カプリル酸(C8):融点 16~18℃
カプリン酸(C10):融点 31~32℃
ラウリン酸(C12):融点 44~46℃
パルミチン酸(C16):融点 63~64℃
ココナッツオイルには融点が高いラウリン酸が多く含まれているため、25℃以下の環境では固まりやすくなります。MCTオイルではラウリン酸が取り除かれ、中鎖脂肪酸だけが残るので、液体をキープできるわけです!
温度で気をつけるべきこと
ココナッツオイルを液体に戻したい場合:低温で固まったココナッツオイルは、40℃くらいのお湯で湯煎するとスムーズに溶けます。電子レンジを使うと酸化しやすくなるので注意!
MCTオイルは冷蔵庫でも固まらない:冷蔵保存が必要な場合でも安心して使えます。
まとめ
ココナッツオイルとMCTオイルの違いは、脂肪酸の種類と融点の差にあります。固まりやすさは成分が大きく影響しているんですね!
寒い季節にはココナッツオイルが固まって使いにくいこともありますが、それぞれの特性を知れば、より便利に活用できます。次回の料理や美容ケアで、この知識を活かしてくださいね!
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