エビングハウスの忘却曲線とは？一時間でどれだけ忘れてしまうのか、記憶を維持するコツ
こんにちは、さつきです！
「昨日覚えたはずのことをもう忘れてしまった…」なんて経験、ありませんか？その理由を科学的に説明してくれるのが、エビングハウスの忘却曲線です。この曲線を理解することで、より効率的に記憶を定着させる方法が見えてきます！今回は、その内容と効果的な記憶術をご紹介します。
エビングハウスの忘却曲線とは？
エビングハウスの忘却曲線は、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが行った実験に基づいています。彼は、無意味な音節（例：RUD、ZOF）を覚えた後、時間が経つにつれてどれだけ記憶が薄れるかを測定しました。その結果、次のような傾向が明らかになりました。
1時間後：記憶の約50%を忘れる
1日後：記憶の約70%を忘れる
1週間後：記憶の約80%を忘れる
つまり、私たちは新しい情報の大部分を、非常に短時間で忘れてしまうのです。
記憶を定着させるコツ
エビングハウスの研究は、「忘却が進む前に復習すること」が記憶を長期的に保つ鍵だと示しています。以下に、具体的な方法を解説します。
1. 間隔を空けた復習（スパイシング効果）
忘却が進むタイミングで復習を行うと、記憶が長期にわたって定着します。おすすめの復習スケジュールは次の通り：
学習後1時間以内に復習
1日後に再度復習
1週間後にもう一度復習
2. アクティブリコールを活用する
アクティブリコールとは、頭の中で情報を思い出す練習をすることです。ただ読み返すだけではなく、問題を解いたり、自分の言葉で説明することで記憶が強化されます。
3. 多感覚を使う
視覚、聴覚、触覚など、複数の感覚を活用して学ぶと記憶が深まります。たとえば、図表を見ながら音読したり、手書きでノートを取るのが効果的です。
4. 関連付けて覚える
新しい情報を既存の知識や体験と結びつけることで、記憶が強化されます。たとえば、覚えたい内容をストーリー化したり、日常の事柄と関連付けてみましょう。
5. 適切な休憩を取る
脳は休息を挟むことで効率的に情報を処理します。ポモドーロ・テクニック（25分作業＋5分休憩）などを活用すると集中力が持続します。
科学的な裏付け
これらの方法は、記憶研究や教育心理学の分野で広く支持されています。特に「間隔を空けた復習」については、1950年代以降、数々の実験で効果が確認されています。
ハピタスで学びのサポートを！
資格取得のための教材や記憶術に関する本をネットで購入する際は、「ハピタス」を使ってお得にポイントを貯めましょう！日々の学びを賢くサポートできますよ。
エビングハウスの忘却曲線を活用して、効率的に学びを深めていきましょう！
いいなと思ったら応援しよう！
