ep.12 チャックは自宅謹慎中
【サマリー】
このチャンネルはアメリカのアクションドラマ「24 -TWENTY FOUR-」の日本語吹き替えパロディーチャンネルである。
CTA:テロ対策エージェンシー捜査官チャック・バウワーの活躍をコミカルに描くコメディドラマ。
チャックは度々問題を起こした為に職務停止命令を受けてしまう。
久しぶりの休みを家でゆっくり過ごそうと考えるが…
【冒頭】
混沌とする世界情勢。テロの脅威は常に存在する。
僕は連邦捜査官、チャック・バウワー。
今日だけは、ゆっくり寝れる一日になりそうだ。
これは、本部長からの電話で始まった出来事である。
👱🏻♂️チャック
👩🏻🦱クロイ
🧑ダニエル
👱🏻♀️キャシー
👹本部長
👵🏼ブラウンさん
【内容】
(小鳥のさえずる声)
👱🏻♂️「ん、ん~。朝か。ふぁ~あ。」
👱🏻♂️「ん~今何時だ?」
(目覚ましを掴む音)
👱🏻♂️「何ぃ!?一体どういうことだ!もう9時過ぎてるじゃないか!」
(ドタバタ起きる)
👱🏻♂️「くそっ!寝坊した!昨日遅くまでEXVIDEO見過ぎたな。うっくっ。」
(服を脱ぐ音)
👱🏻♂️「大体何で目覚ましが鳴らなかったんだ。完全に遅刻じゃないか。」
(携帯の鳴る音)
👱🏻♂️「ふっ」
(ピ音)
👱🏻♂️「バウワーだ!」
👹「バウワー、私だ。」
👱🏻♂️「本部長!」
👹「もう出勤したのか?」
👱🏻♂️「は、はい!えーっと今、向かっている所ですが、今日は道が混んでいて…」
👹「いや、それなら構わん。今すぐ家に引き返せ。」
👱🏻♂️「え?それはどういう…」
👹「バウワー、君が何をしでかしたか報告が上がってきている。」
👱🏻♂️「えっと、お言葉ですが本部長、私には、一体何の事だか…」
👹「しらばっくれるな!バウワー!」
👱🏻♂️「え、いや、えーっと。どれの事か…」
👹「職場でエロ動画を観た件、タバコでスプリンクラーを作動させた件だ!」
👱🏻♂️「あ、その事でしたか!あ…いや、それは…えーっと…」
👹「弁解の余地はない!!君はいつも問題ばかり起こす。チャック・バウワー、本部長権限により職務停止を命ずる。今日からしばらく自宅謹慎だ。」
👱🏻♂️「えっ!ちょっと待って下さい本部長!」
👹「黙れ、私が良いというまでオフィスへの出勤を禁ずる。家で大人しくしてろ!」
👱🏻♂️「ほ、本部長!ほ、」
(プープープー)
👱🏻♂️「じ、自宅謹慎?…はぁ。」
👱🏻♂️「くっ…取り敢えず着替えるか…」
(歩く音)
👱🏻♂️「うっくっ」
(タンスを開ける音)
👱🏻♂️「パンツ、パンツの換えが無い。そうか、クロイに渡す為に一枚オフィスに持って行ったんだった。」
👱🏻♂️「仕方ない、えーっと今履いてるのは何日目だっけ。」
👱🏻♂️「ふっ」
(パンツを脱ぐ音)
👱🏻♂️「クンクン、まだいけそうだな。裏返して履くか。」
👱🏻♂️「ふっ」
(パンツを履く音)
👱🏻♂️「ふぅ~パンツなんて、裏表前後で4日はいけるからな。」
(服を着る音)
(タンスを閉める音)
👱🏻♂️「ふぅ~」
(歩く音)
(窓を開ける音)
(小鳥のさえずり、風の音)
👱🏻♂️「庭の芝がボウボウだな。後で芝刈りでもするか。」
(歩く音)
👱🏻♂️「腹が減ったな。」
👱🏻♂️「ふっ」
(冷蔵庫を開ける音)
👱🏻♂️「サンドウィッチがあるな。これいつのだっけ。」
(包を開ける音)
(食べる音)
👱🏻♂️「牛乳牛乳」
(瓶の音)
👱🏻♂️「クンクン、うぉっ!酸っぱい匂い!腐ってやがる!」
(流しに流す音)
👱🏻♂️「他に何か食べるものは…うん?ハンバーグ…」
👱🏻♂️「キャシー…」
(冷蔵庫を閉じる音)
(歩く音)
(電話をかける音)
(プルルルル…)
★I.L.
(芝刈り機の音)
👱🏻♂️「ふぅ~だいぶ庭がきれいになったな。うっくっ」
(近づく足音)
👵🏼「ちょっとバウワーさん!」
👱🏻♂️「ブラウンさん!こんにちわ。」
👵🏼「ちょっと、こんな所にパソコンの粗大ゴミ置かれても困るわよ!」
👱🏻♂️「あ、それは…」
👵🏼「ちゃんと粗大ゴミの日があるんだからね!」
👱🏻♂️「は、はい。わかりました。すいません…」
👵🏼「ったく。」
(歩いて行く足音)
👱🏻♂️「はっ、ここでいい顔しといた方がいいな。近所の奥様達からの評判も上がる。」
👱🏻♂️「あの!ブラウンさん!」
(歩く音)
👵🏼「何よ?」
👱🏻♂️「ちょうど今、庭掃除をしていたんですが、良かったらついでにお宅の芝も刈りましょうか?」
👵🏼「え?何よ急に。」
👱🏻♂️「えーっと、ほらこないだご迷惑をおかけした件もありますし、お詫びの印に。」
👵🏼「ふ~ん。そーお?じゃお願いしようかしら。」
👱🏻♂️「そうですか!任せて下さい!」
👵🏼「でもムラがないように綺麗にしてちょうだい。庭だけは自慢なんだから。」
👱🏻♂️「大丈夫です!きれーいにしますから!」
👵🏼「私、丁度今から出かける所なのよ。夕方には帰って来るからそれまでに終わらせておいて。」
👱🏻♂️「わかりました!」
(車ドアを開け閉め音)
(エンジンをかける音)
(去っていく車)
👱🏻♂️「さて、さっさと終わらせるか。」
(トラックの音)(車が止まる音)
👱🏻♂️「ん?」
(車ドア開け閉め音)
🚚「こんちわー。」
(紙をめくる音)
🚚「えーっと、バウワーさん?」
👱🏻♂️「あぁ、そうだ。」
🚚「キャサリン・バウワーさんからお届け物です。」
👱🏻♂️「キャシーから?」
🚚「こちらにお受け取りのサインを!」
(サインする音)
(後の荷台を開ける音)
(ヤギの足音)
🚚「こちらです。」
👱🏻♂️「ぬぉっ!ヤ、ヤギ!?」
🐐「メェ~」
🚚「あ、あとこちらの手紙も。では。あゃしたー!」
👱🏻♂️「手紙…」
(車ドアを開ける音)
👱🏻♂️「ちょ、ちょっと待て!」
(車ドアを閉める音)
(車が去る音)
👱🏻♂️「ヤ、ヤギ?一体どういう事だ…」
(手紙を開ける音)
👱🏻♀️「パパへ。パパ、ヤギをおくるわ。名前はゴーティーよ。私の代わりに可愛がってね。」
👱🏻♂️「キャシー…」
👱🏻♂️「しかし困ったな。ヤギとは…」
👱🏻♂️「おい、ヤギ!いや、ゴーティー!」
🐐「メェ~」
👱🏻♂️「コイツ返事したぞ!」
👱🏻♂️「…取り敢えず家に入れるか。ほら来い!ふっ」
(歩く音)
(ドアを開け閉め音)
(歩く音)
👱🏻♂️「さて、コイツをどうしたもんか…」
(電話する音)
👱🏻♂️「もしもし、クロイ、僕だ。」
👩🏻🦱「チャック!あなた私のパンティー盗んだでしょ!」
👱🏻♂️「ど、どうしてその事を!」
👩🏻🦱「人のロッカーからパンティーを盗むなんて最低!」
👱🏻♂️「そ、その事については、…本…」
(プープープー)
👱🏻♂️「おい!クロイ!クソッ!何でパンティーの件がバレたんだ…」
🐐「メェ~」
👱🏻♂️「仕方ない…ダニエルに聞くか。」
(電話する音)
👱🏻♂️「ダニエル!俺だ!」
🧑「あ、チャック!職務停止命令が下りたらしいじゃないですか?」
👱🏻♂️「あぁそうだ!」
🧑「良かったですね!暇になって。」
👱🏻♂️「何か嫌味な言い方だな!」
🧑「暇な時はClubhouseがオススメですよ!」
👱🏻♂️「何だそれは?Clubhouse?蟹の食べ放題の店か?」
🧑「違います!今流行りの音声SNSです。検索してみて下さい。」
👱🏻♂️「わかった。そんな事よりダニエル、ヤギの餌って何だ?」
🧑「ヤギですか?ヤギなら食べるのは草ですよ!」
👱🏻♂️「草か…ぬぉっ!コラ!ゴーティ!家の中でウンチをするな!ぬぉっ!オシッコもか!わかったダニエル、じゃぁな!」
(ピ音)
👱🏻♂️「さっき刈った芝でも食べさせとくか。ゴーティこっちへ来るんだ!うっくっ」
(ドアを開ける音)
👱🏻♂️「はぁ…家の中も掃除しないと…」
★I.L.
👱🏻♂️「はっ!今何時だ!ふっ!」
(飛び起きる音)
👱🏻♂️「もう夕方じゃないか!しまった!ついウトウトしてしまった!」
(歩く音)
(ドアを開ける音)
👱🏻♂️「ん?ゴーティ?ゴーティーはどこだ?ゴーティー!」
👱🏻♂️「何か芝がボコボコだな。さっき、綺麗に刈ったばかりなのに。」
👱🏻♂️「はっ!ブラウンさんちの芝刈り!しまった!うっくっ!」
(走る音)
👱🏻♂️「はぁはぁ。うぉ!ブラウンさんちの庭、めちゃくちゃじゃないかー!ま、まさか…」
(車の音)(ドア開け閉め音)
👱🏻♂️「ま、まずい…」
👱🏻♂️「ブ、ブラウンさん。おかえりなさい。」
👵🏼「あぁただいまバウワーさん、庭綺麗にしてくれた?ちょっと!何なのこれ!めちゃくちゃじゃない!」
👱🏻♂️「い、いや…これはあのー私ではありません…」
👵🏼「じゃぁ一体誰がこんなひどい事を!あぁ~せっかく毎日手入れてしていたお花達が…(泣)アナタ一体何してたのよ!」
🐐「メェ~!」
👵🏼「ん?何!?今何か鳴き声がしたわよね!」
👱🏻♂️「そ、そうですね…」
👵🏼「裏から聞こえるわ!」
(走る足音)
👵🏼「まぁ!ヤギ!!」
👵🏼「ひどいわ!そこらじゅう穴だらけじゃない!うぅ~!!全部このヤギの仕業ね!」
👱🏻♂️「い、一体どこから来たんでしょうねぇ~近くにヤギなんて飼ってる家あったかなぁ」
👵🏼「ん?このヤギ首輪に名前が書いてあるわ!」
👱🏻♂️「首輪?」
👵🏼「ゴーティー・バウワー…?」
👱🏻♂️「うぇ!!」
👵🏼「バウワー…」
(ゴゴゴゴ音)
👱🏻♂️「ブ、ブラウンさん、こ、これには訳が…」
(走っていく足音)
👱🏻♂️「ま、まずい…ゴーティー逃げるぞ!早く来るんだ!」
🐐「メェ~!」
(走ってくる足音)
👵🏼「バウワー!」
👱🏻♂️「へ?チ、チェンソー!?」
👵🏼「私が大事にしている庭を!よくも!」
(チェンソーの音)
👵🏼「アンタの首、ちょん切ってやる!」
👱🏻♂️「ひぃぃぃ!」
👵🏼「バウワー!!!」
(走る音)
👱🏻♂️「うぉ~!!これはヤバい~!」
(走る音)
👵🏼「待ちなさいバウワー!!!」
👱🏻♂️「はぁはぁ。助けて~!」
(カラスの鳴く声)
👱🏻♂️「どうしてこんな目にぃ~!」
(走る音)
👵🏼「バウワー!!」
★END