ep.16 韓国語を勉強するチャック

【サマリー】
このチャンネルはアメリカのアクションドラマ「24 -TWENTY FOUR-」の日本語吹き替えパロディーチャンネルである。
CTA:テロ対策エージェンシー捜査官チャック・バウワーの活躍をコミカルに描くコメディドラマ。

最近Netflixで韓国ドラマを観ているチャック。
韓国女優に憧れ韓国語を勉強し始める事に。

👱🏻‍♂️チャック
👩🏻‍🦱クロイ
🧑ダニエル
🐷ジェイムス
🧑🏻ヨンジュン

【冒頭】
混沌とする世界情勢。テロの脅威は常に存在する。
僕は連邦捜査官、チャック・バウワー。
今日もまた、韓国ドラマで寝不足の夜になりそうだ。

【内容】
(ノックする音)
👱🏻‍♂️「はい。」
(ドア開閉音)
🧑「チャック、何を見てるんですか?」
👱🏻‍♂️「あぁダニエル。ちょっとな。」
🧑「またYouTubeですか?」
👱🏻‍♂️「いや、Netflixで韓国ドラマを観てるんだ。」
🧑「へぇ~意外ですね。チャックが韓国ドラマだなんて。」
👱🏻‍♂️「いやな、愛の不時着ってドラマなんだが、めちゃくちゃ面白いんだこれが。」
🧑「あ~何か名前だけなら聞いた事あります。」
👱🏻‍♂️「ストーリーもいいんだが、特に主役のソン・イェジンという女優がめちゃくちゃ綺麗だ!見てみろ。」
🧑「あ~チャックはこういう女性が好きなんですね。」
👱🏻‍♂️「そうだな。正に清純を絵に書いたようなアジア美人だ。」
🧑「誰かとは全然違いますね!」
👱🏻‍♂️「クロイの事か?ふっ、そうだな。」
🧑「ネットで探せば韓国人女性と出会えるんじゃないですかね?」
👱🏻‍♂️「そうか。俺も韓国語が話せればな。」
🧑「勉強すればいいじゃないですか!…あ、そういえば先週からインターンで入ってるヨンジュンって奴がいるんですが、彼、韓国語の先生をしていたらしいですよ!」
👱🏻‍♂️「おぉ本当か!そいつはいいな!ダニエル、ちょっと韓国語を教えてもらえるか聞いてみてくれないか?」
🧑「分かりました。聞いてみますね!」
👱🏻‍♂️「あぁ頼む。」
(歩く音)
(ドア開閉音)
👱🏻‍♂️「これで韓国語が話せるようになれば…ふふふ。待ってろよ!ソン・イェジン!」
★I.L.
(歩く音)
🧑「あ、チャック、会議室でヨンジュンが待ってます。」
👱🏻‍♂️「あぁ、ありがとうダニエル。」
(ドア開閉音)
🧑🏻「あ、チャックさん。お疲れ様です。」
👱🏻‍♂️「君がヨンジュンか。韓国語を教えてくれるんだって?」
🧑🏻「はい。以前韓国語教師をしていたもので。」
(椅子に座る音)
👱🏻‍♂️「僕は全くの初心者だからな。簡単な会話から教えてくれ。」
🧑🏻「わかりました。任せて下さい。」
(ドア開く音)
👱🏻‍♂️「ん?」
🐷「あれ?おかしいな。」
👱🏻‍♂️「どうしたジェイムス?」
🐷「ここで韓国料理が食べれるって聞いて…」
👱🏻‍♂️「聞き間違えだろ!韓国料理じゃなく、彼が韓国語を教えてくれるんだ。」
🐷「なんだぁ。じゃ、いいや。」
(ドア閉まる音)
👱🏻‍♂️「ったくあいつは。まぁいい。さ、始めてくれ。」
🧑🏻「では簡単なあいさつから始めましょう!」
🧑🏻「アンニョンハセヨ!」
👱🏻‍♂️「アンニョンハセヨ!これは僕でも知ってるぞ!"こんにちわ"だな。」
🧑🏻「そうです!さすがですね!」
🧑🏻「では次は…カムサハムニダ!」
👱🏻‍♂️「カムサハムニダ!これは…何だったかな。聞いた事あるような…」
🧑🏻「これは"ありがとう"ですね。」
👱🏻‍♂️「あぁ~それそれ。ありがとうだ。」
(ドア開く音)
👩🏻‍🦱「チャック、大変よ!」
👱🏻‍♂️「あぁクロイ。今ヨンジュンに韓国語を習ってる所なんだ。」
👩🏻‍🦱「緊急の案件なの。すぐに来て。」
👱🏻‍♂️「そうか緊急か…」
(椅子を立つ音)
👱🏻‍♂️「ヨンジュン、悪いな。僕はちょっと行かないと。」
🧑🏻「あ、チャックさん、良かったらこの教材CD聴いてみて下さい。きっとお役に立ちますよ!」
👱🏻‍♂️「おぉありがとう。家に帰って聴いてみる。」
(歩く音)
(ドア閉まる音)
★I.L.
(外の音)
(歩いて来る音)
👱🏻‍♂️「ふぅ~今日も疲れたな。シャワーも浴びたし、夜のリラックスタイムだ。」
👱🏻‍♂️「あ、そいやヨンジュンから韓国語のCDもらったな。聴いてみるか。」
(CDセットする音)
(ボタン音)
(冬ソナイントロ)
👱🏻‍♂️「ふむ。何か韓国ドラマっぽい音楽だな。」
👧「第一課。あいさつ」
👱🏻‍♂️「やっぱりまずはあいさつからだな。」
👱🏻‍♂️「アンニョンハセヨ。簡単だ。」
👦「こんにちは。」
👱🏻‍♂️「基本だな。」
👱🏻‍♂️「カムサハムニダ。今日やったやつだ。」
👧「ありがとうございます。」
👱🏻‍♂️「感謝の言葉は大切だ。」
👱🏻‍♂️「お、急に難しくなったな。どういう意味だ。」
👦「ユジンさん、今日も綺麗ですね。」
👱🏻‍♂️「おぉ~これはまさに俺にピッタリだ。韓国人は挨拶から人を褒めるんだな。」
👱🏻‍♂️「全然分からないな。」
👧「ミニョンさん、私好きです…」
👱🏻‍♂️「こ、告白!?」
👧「オタマジャクシが。」
👱🏻‍♂️「知るか!!ったくドキドキしたぞ。これ挨拶なのか?」
(ジングル)
👧「第二課。食事」
👱🏻‍♂️「お、次はメシか。韓国料理頼む時必要だな。」
👦「すいません。石焼ビビンバ下さい。」
👱🏻‍♂️「あ~石焼ビビンバな。俺も好きだ。美味しいんだよな。」
👧「ないです。」
👱🏻‍♂️「ないのか!?メニューに書いてあるんだろ!?」
👦「それではキムチチゲ下さい。」
👱🏻‍♂️「キムチチゲって言ったのは分かったぞ。」
👱🏻‍♂️「ん?さっきと同じ?」
👧「ないです。」
👱🏻‍♂️「何で無いんだ?何ならあるんだ?」
👦「それならチーズタッカルビはありますか?」
👱🏻‍♂️「あ~最近人気のチーズタッカルビな。だがどうせ…」
👱🏻‍♂️「ほらな!やっぱり!…ないです!」
👧「ないです。」
👱🏻‍♂️「だろ!読んでいたぞ!」
👦「それなら一体何があるんですか?」
👱🏻‍♂️「まぁそろそろキレる頃だろ!何言ってもないんだから。」
👧「ここは熱帯魚ショップですよ。」
👱🏻‍♂️「熱帯魚ショップだったのか!?間違わないだろ普通!?」
👧「食べ物は熱帯魚のエサしかありません。」
👱🏻‍♂️「戦時中か!?人が食べる物じゃないだろ!」
👧「あ、カエルがいますがこれでも食べますか?」
👱🏻‍♂️「食べるか!?何て事言うんだ!」
👦「はい、下さい。」
👱🏻‍♂️「食うな!カエルだぞ!」
👦「美味しそう。」
👱🏻‍♂️「どういう神経してるんだ!?」
👧「次はチーズカエルチゲ作ってあげますよ。」
👱🏻‍♂️「いらん!!…ったく何なんだこのシュチュエーションは。」
(ジングル)
👧「第三課。恋愛」
👱🏻‍♂️「お、これこれ。俺に必要なのはここからだ!」
👦「ユジンさん、あなたの声が聞きたいです。」
👱🏻‍♂️「おぉ~いいな。使えるぞ!」
👦「ユジンさん、僕にはユジンさんが必要です。」
👱🏻‍♂️「いい感じだ!これも覚えておこう。」
👦「ユジンさん、僕と付き合って下さい!」
👱🏻‍♂️「よく言ったぞ!付き合えユジン!」
👧「ミニョンさん、私も愛しています...」
👱🏻‍♂️「よしキタ!」
👧「オタマジャクシを。」
👱🏻‍♂️「だから知らん!ったくどんだけオタマジャクシ好きなんだ!」
👦「飯を食うか?俺とキスするか?」
👱🏻‍♂️「ど、どうした急に!?」
👦「飯を食うか?俺と寝るか?」
👱🏻‍♂️「ミニョン正気か!?」
👦「飯を食うか?俺と暮らすか?」
👱🏻‍♂️「腹が減ってイカれたのか!?」
👦「飯を食うか?俺と一緒に...死ぬか?」
👱🏻‍♂️「飯を食え!そこまで言うなら飯位食え!」
👧「ミニョンさん、私はミニョンさんとご飯は食べれません。」
👱🏻‍♂️「何でだ!?一緒に死ぬって言ってんだぞ!?」
👧「ミニョンさんを見ていると何も喉を通らなそうです。」
👱🏻‍♂️「ん?好きだから見てると辛いって意味なのか?」
👧「(泣く)ごめんなさい...キスするのもとても辛いです...」
👱🏻‍♂️「何か悲しい話になってきたな。」
👧「ミニョンさんの唇...」
👱🏻‍♂️「うん。」
👧「カエルの足が付いていますから。」
👱🏻‍♂️「おい!どういう事だ!?はっ、さっきの熱帯魚ショップのやつはお前だったのか!?」
👦「拭くのを忘れていました。」
👱🏻‍♂️「食べたの認めるのか!?」
👦「ユジンさん…これはただのカエルじゃないです。」
👱🏻‍♂️「ただもんじゃないのはお前だ!」
👦「最近流行ってるチーズカエルチゲです。」
👱🏻‍♂️「流行るか!!何言ってんだ!」
👧「本当ですか?私も食べたいです。」
👱🏻‍♂️「目の色を変えるな!オタマジャクシの親だぞ!」
👦「じゃあ一緒に行きましょう!美味しい店がありますから。」
👱🏻‍♂️「店じゃなく熱帯魚ショップだろ!何なんだ一体。」
(エンディング音)
👱🏻‍♂️「ったく、メチャクチャな話だな!何の勉強にもならん!」
★I.L.
(オフィス音)
(歩く音)
🧑「チャック、韓国語の調子はどうですか?」
👱🏻‍♂️「ダニエル!ヨンジュンはどこだ?」
🧑「ヨンジュンならお父さんの韓国料理屋で働く事になったとかで急に辞めちゃいました。」
👱🏻‍♂️「何ぃ~。アイツ俺に変なCD聴かせやがって。アイツのせいでカエルがフラッシュバックだ!くそっ!」
🐷「ダニエルゥ~!お昼にヨンジュンのお店に行ってみない?」
🧑「いいよ!ジェイムス。チャックもどうですか?」
👱🏻‍♂️「う~ん何か気が乗らないな。。」
🐷「何か新メニューを食べさせてくれるんだって!」
👱🏻‍♂️「新メニューだと?」
🐷「チーズを使ったチゲなんだけど、メインの具が斬新なんだって。」
👱🏻‍♂️「ま、まさか…」
🐷「えーっと確か名前は…」
👱🏻‍♂️「ちょ、ちょっと待て!」
🐷「チーズカ…」
👱🏻‍♂️「やめろー!!」
(エンディング音)
🧑「チャック?どうしたんですか?」
👱🏻‍♂️「その名前を言うんじゃない!」
🐷「え?チーズ辛子明太チゲの事ですか?」
👱🏻‍♂️「カ、辛子明太だと?カエルじゃないのか?」
🧑「アハハ。カエルなんてジェイムスでも食べませんよ。」
🐷「え、カエル美味しいよ。」
★END

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