電子ピアノが収納できるお洒落デスクを数千円で作成してみた
2018年に作ったもの、大モノ(DIY)編のご紹介その2です。DIY系に関しては実は仕事で壁の上に壁を作ったり色々やったんですが、今回はあくまで趣味に絞っているので巨大ミラーとデスクのふたつをエントリーしました。
※関連ノート
2018年に作ったもの30個まとめ:
https://note.mu/poimon/n/n71d640b87e8c
クリエイティブ系:2個
どこまでも光が奥に続く巨大ミラー
電子ピアノ収納型デスク
今回は前回のその1につづき、その2として電子ピアノ収納型デスクに関して工程も含めて丁寧に解説します。もし万が一深く聞きたい部分がありましたら、お気軽にコメントで教えてください。喜びます。追記します。
電子ピアノ収納型デスクを数千円で作ってみた
キーボードが邪魔だ!とリビングから撤去される勢いで、とはいえ作業部屋にはキーボードを置く場所がなかったので作成しました。本当は楽天とかで買ってもよかったんですが、電子ピアノ(64鍵)がすっぽり入るデスクって、実はあまり売ってないのです。10万円程度でカスタム製作もあったのですが、それも違う気がしたので自作しました。
また、ピアノは弾きたいけど練習はサボりがち。なんなんでしょうねこの矛盾。弾いている時間が嫌いではなく、寧ろ好きなんですが、なかなか鍵盤の前に座れないという悩み。これも一緒に解決することを狙い、ただのキーボードカバーでなく収納デスクを作成し、省スペース化と同時に、毎日鍵盤の前に座る習慣づけを狙いました。ちなみに一から作ってもよかったのですが、今回は既存デスクも使えそうだったので改造して使用しています!
OSBボードはニオイに注意!
まずは材料選びから。今回はOSB合板を選択しました。これも安いんです。思いついた翌日にはホームセンターに行き、その場で一枚からよりカットできる様にササっと適当に寸法書いて、カットサービスを利用しました。今回は合わせて棚も作るので材料としてはOSB合板三枚、ネジ、補強金具を購入しましたが、トータル6000円くらいでした。既存デスクを材料として使っているので、一から作るとしたらもう少しかかると思います。
OSBボードは一点注意があります。独特なニオイがあるため部屋全体がOSB臭くなる可能性があります。調べてみると接着剤のニオイらしくアレルギーに関しても賛否両論ありました。オイルを塗ると少しマシになるという情報があったので、試しに余っていた100均のニス(メープル)を一応塗ってみたら少しマシになった気がします。(あくまで所感ですが、、)
結構たわむので組み立ては補助材いれながら
ニスが手につかなくなったので組み立て作業を進めます。まず机をさくっと作りますが、幅が1400mmくらいあるとさすがにたわみます。なので真ん中にもう一枚補助材を挟んで作業台として使用しました。その上で棚を作っているのが上の写真です。終わったら既存のテーブルと組み合わせて設置します。
完成、そして設置
設置するとこんな感じになりました。棚のフレームはスチールのL字チャンネルにしようと最初は考えていたんですが、一本800円と割と高かったのでいつもお世話になっているSPF材(1x8サイズ)をそのまま板状で使いました。
上の写真はキーボードを出した状態で、キーボードを格納すると下の写真の様になります。
先にも書いた通り、キーボード格納できるテーブルって検索すると数万~10万オーバーだったので、数千円で作れて満足感は高めです。ただ今回は既存テーブルを改造した関係で高さが高く、椅子選びが結構大変でした。
・差尺(机天板と椅子の座面の差)は27-30cmに
デスクの使いやすさを考える際には差尺の検討が必須です。差尺はインテリアコーディネーターの試験にも出てくる大切な概念で、椅子の座面と机の天板の差を意味し、大体27-30cm程度がよいと言われています。書き仕事なのか、食事なのか等の用途でも適正値は異なりますし、好みもあるので随時計算することをおすすめします。計算式は以下の通りです。
差尺=座高÷3-2cm
※座高は身長×0.55で計算できます。
ちなみに170cmで計算すると、大体29cmくらいになります。その他適切な差尺の参考としてはこのあたりの記事もどうぞ。
www.bauhutte.jp
今回特に悩ましかったのがキーボードを弾く際の鍵盤の高さは、デスク天板の高さと異なるため、使用シーンにあわせて座面高さが調節できる椅子を用意しなければならなかった点です。キーボードやピアノの演奏だと適切な差尺も変わるので、あーだーこーだ試行錯誤した結果、今回はくつろげる通常チェアとは別に、別でハイチェアを用意することになりました。
pianofan.jp
今回はDIY自体は5時間程度で終わったのですが、椅子選びが大変でした。ただ、ニオイも一週間程度したらほぼ気にならなくなり、デスクも毎日使用しているのでおそらく成功と言えるでしょう。ちなみに毎日一度は鍵盤に触れる生活に戻ったので、これも狙い通りで良かったです。
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