学生最後の日
“完璧な文章などといったものはこの世に存在しない”
かの村上春樹もそう言った。
約2年間からかな?ずっと右往左往しながらなんとか形になったぼくの初めての論文を、これから提出しにいくのだ。
どうやら、このデータを後始末して事務室にもっていくと、もう卒業らしい。長かった学生生活がようやくおわるのだ。
一先ず、学生という日々のおわりを堪能してきます。あ、でも、決して悲観的になんかなっていません。寧ろ、うずうずしているくらいです。
だって、今日という日は、決しておわりのはじまりでも、また、おわりのおわりでもなくって、ただの、はじまりのおわりなのだから。