
最後のセリフを届けるために華恋は剣を…
TLにこんな過去ツイートが流れてきました。
「得物」の長さは『相手との心の距離』
「得物」の長さは『相手との心の距離』✨
— 古川知宏 Tomohiro Furukawa (@TOPPY1218) December 11, 2019
今更な情報なのかもしれませんが、私には新鮮でした。確かに純那の弓はそういう面があるな、とは感じていましたし、そういう考察も見てきました。今回、監督の言葉で公式に定義されていることを知り、劇場版のいくつかのシーンが明確になった気がしました。
華恋の剣
そう、あの気になるシーン、スーパー スタァ スペクタクルで華恋の剣が砕ける演出です。あれは、砕けたのではなく、華恋自ら砕いたのではないでしょうか。
私もひかりに負けたくない
ひかりにこの最後のセリフを届けるためには、元の剣のままだと、映画冒頭のように切先を手で止められて懐に飛び込めません。ひかりの宝石を浴びた瞬間、華恋はそれに気が付いて自ら剣を砕いたのではないか、と思うのです。
ほら、そうしないと、ひかりと顔をつきあわせてお話しできないんですよ。
え?知ってました?劇場に何度も足を運んだはずなのに、今更この考えにたどり着いてちょっと慌てています。
当初、「思春期の可能性(華恋の剣)」を捨て、舞台少女から舞台女優への転換を表しているのかな、と解釈していましたが、監督のツイートを知り、こんな解釈もできるのかー、とこんなにも長く楽しめる作品に出会えた事に感謝した次第です。
そう考えると、普段、なかなか心を見せないひかりが短剣を振るう時こそ、彼女の本心を知る事ができる時とも言えますね。短剣はスタァライトから卒業する華恋に「とどめをさす」のに相応しい武器だったと言えます。
ひかり、対人関係は不器用そうだし。
列車に立ち向かう華恋
「最後のセリフ」で華恋は、迫り来る列車に対し、この砕いた剣を持って自ら向かっていきます。逆に、映画冒頭では恐れを抱いた表情で、ただ列車に跳ね飛ばされるのを待っているだけでした。非常に面白い対比となっています。注:この冒頭の列車については「華恋が受け入れたくない現実(2022.4.18 舞台挨拶にて)」であると監督の説明がありました。
双葉と香子
あれ?双葉と香子、お互いあんな長い武器なのに、どうして…いや、待て待て、劇場版の最後は割れた鏡の破片だったじゃないですか!双葉よ。
ひかりとまひる
武器をおいて、弾いた星(ボタン)をひかりの首にかけてあげる、その瞬間、2人はゼロ距離だったのでしょう。
心をさらけ出したらもっと素直に演じられる〜
純那となな
言わずもがな、長射程の弓から、ななの脇差に持ち替えた純那のお話でした。ななの武器が純那となな自身の進路を変えたの、エモいですね!
真矢クロ
2人はTV版から既に「自立」した永遠のライバルなのです。
以上