【ミリシタ】初恋バタフライコミュを受けての宮尾美也評

先日ミリシタのメインコミュ85話が公開されましたね。
エラいもんぶち込んできたなぁというのが第一の感想だった訳ですが。
この話を受けて、宮尾美也とはどんな人なのか考えてみたくなりました。
※すべてこんなように見える、レベルの話です。
※コミュの内容に多少なりとも触れますので気にする方はご注意ください。

1.ロジック型

多分美也はロジックで考える習慣があるのだと思います。
今回の「Pを初恋に」というのは明らかに思考から出発してますしね。
(聞き取りの結果どうやら初恋とはこういうもののようだ→それを総合すると該当するのはPだ→Pを初恋にしよう、みたいな流れ)
観察して実践して自分の中で理解すること、を大事にしている娘なんでしょう。
研究者肌とでも言いましょうか。
「初恋かどうかは10年後に分かる」というのもそれまで経過観察ないし検証する、とも取れます。
(人がしないような論理展開をした結果行動がずれる場面もあるのでしょうがそれはそれ。)

だからか理解できていないものについては割と困る印象があります。
今回は初恋とは何ぞやと困っていましたが、自分の中に見つからない=定義ができないということで。
定義ができなければ到底理解したとは言えない訳ですよね。
多分自分自身のことを聞かれるのはそんなに得意でないと思うんです。思い当たるものがあれば良いけどそうでない時は悩んでしまって。
「私って何だろう」みたいな問いはもう相性最悪で、考えようとする分延々考えてドツボにはまっていきそうです。
そういう意味で一人だとぐるぐるするから実はあんまり一人にしない方が良い娘かなぁと思いました。

後自分の感情すら観察対象にしてそうな節があります。
俯瞰、はちょっと違う気がするんですけどね。
どうも美也は自身の感情と距離があるように見えまして。
感情に飲まれた・感情に激しく揺さぶられた経験がないのではなかろうか。

2.自己肯定・自己完結

美也は自分に対する否定が薄そう、というのも思ったことでした。
自分に対して「何やってるの私!」のようには思わないだろうし、「我慢しなきゃ」「怒っちゃダメ」なんて自分に言い聞かせることも多分なくて。

勿論怒ったり悲しんだりが全くないとも思いませんが、多少のことはさざ波レベルですぐに受け止めてしまえるのかなと。
積極的に肯定するというよりはただそこにあるものとして認める、みたいな。
言い方としては許容が近いかな。

で否定しないもんだから時に剛速球を投げ込む訳ですよ。
今回で言えば「Pを初恋に」と結論付けたとしても、人によっては「これ言っちゃって良いのかな」と考えるフェーズもあることでしょう。
でも美也はためらいなく言っちゃう。
悪意も何もなく、ただ研究結果を発表するかのように。
こういうところは駆け引きのやり方なんて知らない、がよく当てはまりそうでした。
自己完結して他者の視線が抜けがち。そんな面も持ち合わせていそうですね。

3.純粋性

総合的に見て、美也は17歳という年齢にしてはかなり純粋性が高いと思います。
ロジックだったり自己完結だったりはその表れで。
純粋故の危なっかしさってあると思っていて、美也には真っ当に成長してほしいと謎の親目線が出てきてしまいます。
いずれ理解しきれない・処理しきれない感情に見舞われることもあると思いますが、その時は是非周りの人に支えられてほしいですね。

やっぱりこの娘は一人にさせない方が良い気がするなぁ。
ミリシタプロちゃん、美也にリーダーとかガンガン振ってもっと人と関わらせましょう。

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