Glow Mapで最もミリオンライブを象徴する言葉
※本記事はニコニコユーザーブロマガからの移行記事(ほぼ当時のまま)です。
この記事
とかこの記事
に触発されて記事を書きたくなりました。
ミリシタ3周年曲「Glow Map」について。
取り上げたいのは、歌の途中で出てくる「行ってきます」です。
これがふと気にかかって、ちょっと考えてみました。
「行ってきます」は行って→来ますと分解できます。
「行く」は別に良いですよね。目的地に行く。
では「来る」とは何なのでしょう。どこに来るのでしょう。
と考えた時、戻って来ると解釈するのが一番妥当のように思うのです。
つまり「行ってきます」は戻って来るつもりがあることを、意味として含んでいる言葉である。
「行ってきます」ではなく「行きます」だと、戻らない訳ではないにせよ戻るつもりは弱くなりそうです。
実家から出て一人暮らしを始める時、新しい家に行ってきますとはおそらく言わないでしょう。
基本的には離れて暮らす訳ですからね。
ちょっと脱線しますがミリオンライブの楽曲の一つ「P.S I Love You」。
この歌の「あなた」は「行ってきます」とは言わなかったと思います。
リップサービスで言ったかもしれないけれど、どうも戻れないことを覚悟している節があり。
この人の気持ちとしては「行きます」だったのでは、などと妄想を膨らませたのでした。
それはさておき。Glow Mapの話に戻ります。
アイドル達が言う「行ってきます」。ミリオンライブのアイドル達は一体どこに戻るのか?
と言ったら自分たちのホーム、765プロライブ劇場以外にはありえません。
歌の中での「行ってきます」はプロデューサーに向けての言葉だと考えるのが自然であり、プロデューサーのいる場所はすなわち劇場ですからね。
さてここで画像をご覧ください。
左は5月の生配信「手作りのThank You!」の時、おじさん達の話を聞いて描いた図です。
一点からずっと広がっていくイメージでミリオンライブを捉えました。
対して右はこの「行ってきます」考察の流れで浮かんだ図でして。
劇場から出てまた劇場に戻ってを繰り返しながら段々大きくなっていく、その方がイメージとして適切ではないかなと考え直したのでした。
常に劇場へと戻ることが念頭にあって、戻る動きがあるので進みは遅く見えてしまうのですが。
ただ出ては戻るを繰り返す結果、見えてくるものは大きな花なんですよね。
時間をかけて大きな花を咲かせていくのが、ミリオンライブというコンテンツの一つの特徴なのかなと思います。(それが良いか悪いかは時期にもよる)
Glow Mapでの「行ってきます」は劇場を起点としながら外に出て行く意思を改めて表現したようなもので、その意味で本曲においてはこの言葉が最もミリオンライブを象徴していると思うのです。
「行ってきます」と言われたら、返す言葉は「行ってらっしゃい」。
今後の展開を期待して待ちたいと思います。