ホープフルS(G1)の高スコア馬
スコア1位キラーアビリティ(1着)
スコア4位ジャスティンパレス(2着)
スコア3位フィデル(4着)
レース結果の予想ではありません。
競走成績と関係なく、デビュー前日までに判明する客観的データから、成績予測モデル ”POGメトリクス+J” で計算したスコアを並べた記事です。
ホープフルS(中山芝2000m)
キラーアビリティ 155(暫定1位)
コマンドライン 150(暫定3位)
フィデル 141(暫定12位)
ジャスティンパレス 136(暫定34位)
サトノヘリオス 128(暫定92位)
アスクワイルドモア 125(暫定144位)
JRA発表のプレレーティング ベスト3は、以下のとおりです。
コマンドライン 109 サウジアラビアロイヤルC1着
フィデル 107 京都2歳S3着
キラーアビリティ 105 萩S2着
JRAが認めた実力馬が、今回のスコア ベスト3です。
これだけでも望外の喜びですが、この3頭で決まるようなことがあれば小躍りしてしまうことでしょう。
どこのPOGでも1番人気のコマンドラインを差し置いて、なぜPOGメトリクス+Jにおいてキラーアビリティが1位評価なのか?
今回、各ファクターを比較することで、説明したいと思います。
不等号(>)は、キラーアビリティのファクターデータが、コマンドラインより優れていることを示し、不等号(<)は逆を示します。
デビュー月 :6月(両者同じ)
デビュー場 :阪神> 東京
デビュー条件:芝1800 > 芝1600
デビュー騎手:ルメール(両者同じ)
誕生日 :1月27日 > 2月20日
種牡馬/性別 :ディープインパクト/牡(両者同じ)
出産時母年齢:10歳 < 7歳(小差です)
母父 :Congaree/Tiz Wonderful(出走少数のためデータ無扱い)
生産者 :ノーザンファーム(両者同じ)
厩舎 :斉藤厩舎 < 国枝厩舎
馬主 :キャロットファーム < サンデーレーシング(小差です)
これらのファクターから一律の計算式で出したスコアが、155と150となります。
特に影響が大きかったのは、デビュー戦の施行条件 ”芝1800m” とデビュー場 ”阪神競馬場” でした。
過去の世代の成績を解析した結果、デビュー戦の条件は結構なインパクトで効くことが判っています。
本賞金を多く稼ぐ可能性の高い順に並べると、以下のような傾向です。
芝1800m > 芝2000m > 芝1600m > 芝1400m > 芝1200m > ダート
阪神 > 京都 > 東京 > 中山
これらにより、厩舎や馬主の多少の優劣は、ひっくり返された形です。
POGメトリクスの予測モデルは、スコアが高ければ高いほど、POG期間中に稼ぐ本賞金が多くなる傾向があるように作っています。
だからといって、必ずしもスコア1位が大活躍する訳ではありません。
(過去3年間の1位:アークライト、メリディアンローグ、カントル)
しかし、今年の1位キラーアビリティは、未勝利戦でレコード勝ちをし、3戦目で朝日フューチュリティS(G1)3着に善戦したダノンスコーピオン(暫定5位)と接戦を演じるなど、既に才能の片鱗を示しています。
希望を持って、今後の活躍を見守りたいと思います。
~先週のふり返り~
朝日杯フューチュリティSは、高スコア馬として挙げた6頭中4頭が掲示板に載る上々の結果でした。ダノンスコーピオンは着順こそ3着でしたが、まだ伸び代がありそうに感じました。
ひいらぎ賞は、出走馬中で唯一高スコア馬として挙げたティーガーデンが、2連勝で世代初のドゥラメンテ産駒2勝馬となりました。
みんなのフォトギャラリーより、Scratch(ृ˙꒳˙ ृ༊༅͙̥̇⁺೨*˚·さんのスクラッチアート "HOPE(希望)" を使わせていただきました。バレリーナ、白鳥、ハート、希望(HOPE)が丁寧に描かれています。これぞ、キラーアビリティ(素晴らしい能力、才能)ですよね。
1~1,000位のスコア確認は、以下リンク先から
2歳馬のPOGメトリクス+J スコア一覧