[仮説]サートゥルナーリア産駒の傾向
先週末の新馬戦でサートゥルナーリア産駒が3勝目をあげました。
注目すべきは、3頭とも牝馬である点です。
牡馬は3頭が出走するも、ここまで5着以内はなし。福島の新馬戦で人気を集めたマックスキューも馬群に沈みました。
シーザリオ牝系出身の種牡馬は、性別に偏りが出やすく、エピファネイアは今でこそ性差がそこまで気にならなくなりましたが、リオンディーズは牡馬の平均獲得賞金やAEIが牝馬の約2倍、牡馬優位となっています。
ですから、サートゥルナーリアも「どちらかの性別に偏りが出るのでは?」という仮説を持っていましたが、どうやら牝馬のほうが走りそうというのが現時点の見立て。
牝馬のほうが最後の上がりが速いのが特徴、直線に入ってギアがしっかり変わります。
一方で牡馬は、ポセイドンバローズやマックスキューは似たような負け方。3角前から鞍上が促すも反応なし。コーナーで置いて行かれるような負け方が目立ちます。
あとは最後の直線でギアが上がらず、瞬発力が足りません。
これは余談ですが、社台ツアーでサートゥルナーリア産駒の牡馬・エイプリルミストの23を見た時に「馬体がしっかりしているが、一方で身体の使い方にキレがない」という印象を抱き、検討候補から落とした経緯もあります。
精神的な面もさることながら、全体的にボテっとした牡馬が多そうで、キャロットクラブの選馬においては、この点は意識的にチェックしたいと思います。