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今日はスポーツの日|「走る」詩

おはようございます。めぐ@詩のソムリエです。
今日は「スポーツの日」。

みなさんは、オリンピックのどの競技に注目していますか?
わたしは、陸上競技。「走る」ことにまつわる詩を紹介します。

「走る」ことのピュアなよろこびと驚き

最初のオリンピック(紀元前776年)でも公式競技だった陸上競技。スタート地点から祭壇まで誰が一番早くゴールできるか、という競技で、タックルなどの妨害もありだったそうです笑 

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人間という体がどこまで速く走れるか、という究極シンプルな競技。いやな記憶がある人も多いかもですが、もっともっと小さな頃、「競う」ことを抜きにすれば、走ることが楽しくてしょうがなかった頃もありませんでしたか?

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紀元前から続く「走る」という行為のピュアなよろこびと驚きをうたったまど・みちおさんの「走るのだいすき」という詩を紹介します。

「走るのだいすき」まど・みちお(一部抜粋)

走るのだいすき タッタタッタタ
土をけって 草をけって 風をけって
タッタタッタタッタタッタ
おもしろい


「足も走る/むねも走る/かおも走る」と続き、「おもしろい」で終わる楽しい詩です。

わたしは中学生の頃、陸上部(短距離)の選手だったのですが、よくテニス部やサッカー部に「走るだけで何がおもしろいん」と言われていました。たしかに普段のトレーニングは地味できつかったけど、体が軽く、風を切ってどこまでも走れそうなランナーズ・ハイがありました。

陸上競技では100分の1秒を競い合う勝ち負けの世界ではありつつ(「アンパンを食べると足が速くなる」「走る前にジャンプすると速くなる」みたいな怪しいジンクスが横行していた)、それ抜きに、走ることはシンプルに「おもしろい」ことなんだ、土をけり、草をけり、風をけり走るのは愉快なことなんだと思い出させてくれます。

子どもも、犬も、馬も、走れと言われなくてもどんどんうれしそうに走りますもんね。

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中学生の頃みたいにまた走れたらいいな、とたま〜に思います。でもさすがに無理なので、最近スケボーを買いました◎風を切る女になるぞ。

陸上の注目選手は?

わたしが注目しているのは、ジャマイカのシェリー=アン・フレーザー=プライス選手。2008年北京オリンピックで、100mで金メダルを獲得した選手です。

現在34歳、4回目のオリンピック出場だそう!
100分の1秒をたった100メートルで競い合う緊迫の競技の第一線を、34歳まで走り抜けたことに心から尊敬します。ほんと、すごい・・・。

余談ですが、wikiにある彼女の生い立ちに忽然と登場する

見知らぬ若い資産家の女性が理由も言わずに授業料を払い続けてくれたおかげで進学し、勉強に励むことができた。

「見知らぬ若い資産家の女性」が気になるんですが。この方も彼女のこの活躍をどこかでほほえみながら見ているのかしら。

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以上、「走る」詩の紹介でした。オリンピック関連のニュースには日々曇る思いでしたが、この日に向け研鑽を重ねてきた選手のみなさまが実力を発揮できることを祈ります。

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まど・みちおさんの、やさしくて深いことばたち

まど・みちおさんの紹介は以下の記事でも。よかったら気になるものを覗いてみてください。

▼コロナ禍で読みたい、人生処方詩集


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