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みちびかれて 【L'Arc~en~Ciel】のお話

先日、スマホでAppleミュージックをなんとなく見ていた時です。
ラルクの「DUNE 10th Anniversary Edition」というアルバムがサブスクとして配信されているのを発見しました。

DUNE 10th Anniversary Edition

インディーズ時代のアルバム「DUNE」の10曲に、インディーズ時代のシングル3曲を加え、リマスターされた一枚。

ラルクが好き、などと普段は言いつつ、恥ずかしながらこのアルバムの存在を知らなかった私。(True以降はポッカリと大きな穴が開いてるのです)
恥を忍んでライブラリに追加ボタンをタップし、自分のライブラリに「予感」が加わって一人で満足していたのも束の間、ある事に気づきました。

それはアルバムのトップを飾る「Shutting from the sky」の歌詞のこの1節。

導く?

導く? 導く?
何度見ても、「導く」です。

ここ近年で、最大の衝撃です。(第2のサイコソニックシェイク)
実は私、この歌詞が「導く」では困っちゃうのです。
それはどういう事か…
説明する為に、インディーズ盤のDUNEへと遡ってみましょう。

DUNE

1993年発売 DUNE(私物の為、擦れがあってすみません)

サイコソニックシェイク!ラルクアンシエル!
こちらがインディーズ盤のDUNEです。同じく「Shutting from the sky」の歌詞を見てみると、

道びく!

そう、「導く」ではなく「道びく」なのです。
私の中では、この歌詞は「道びく」じゃないと許せません。
「道びく」なんて使いませんし、「導く」の方が正しいのだから、それでいいじゃないか!と仰りたい方の気持ちはよく分かります。
が…許せない理由があるのです。

この歌詞に初めて出会った時

私は、十代半ばでした。
そんな多感な時代にこの「道びく」という言葉を見た私は、
「そっか!言葉なんて作っちゃっていいんだ!」
と、心を揺さぶられたのです。(第1のサイコソニックシェイク)
ガラガラと既成概念が音を立てて崩れていくのがわかりました。

今現在でも詩作などをする私ですが、「大体の意味が字面でなんとなく伝われば、語感の良さや、醸し出す雰囲気を優先して言葉を作ってしまって良い」という姿勢は、この頃から変わっていません。

つまり、自分の創作の中に今もなお息づいている、一つの考え方を与えてくれた大切な言葉なのです。

なので…まだ、諦めません。

ここで一つポイントなのは、「導く」を確認したのが、AppleMusic上の歌詞である事です。
うん、きっと入力する時に打ち間違えたな!原本を見るまでは納得しないぞ!…という事で、

メルカリで購入

本日お伝えしたかったのは、「大切なのは、今この瞬間さ」という事です。

私の人生は続く────。



ちなみに10th~の方には、シングル版の「Floods of tears」と「夜想花」も収録されています。この当時で、既に価格が高騰しており、指をくわえて見ているだけだったシングルの曲を、20年以上越しに聴く事ができたのも感慨深いです。

1995年のSHOXX

1995年当時で6万!名前のスペル間違えてる辺りに、愛の無さを感じます。

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