666
原宿の666に、セディショナリーズのピーターパンシャツを買いに行った。
最初はあたしが買って着るつもりだったんだけど、途中、エミリーテンプルキュートで香水を衝動買いしちゃったから、カレシが代わりにシャツを買う約束をして行った。
世間はコロナで大騒ぎだけど、原宿は死よりもオシャレを選ぶ若者でいっぱい、もちろんあたしも。
宇田川町っぽい文化系シャブな雰囲気を漂わせる路地の2階建ビル、店内は広々清潔、丸襟のシャツはめちゃかわ、絶対似合うよだってバンドマンだったんだもん、イノセンスあるし、ね、とかなんとか云って試着室のドアを開けたら、中から30代の園児が出てきた。
なんか俺、ピーターパンってか、赤子っぽい…?
炸裂したバブみは表参道へ流れ出し、そのまま渋谷方面に向かって激しく溶け出した。