ヰ世界情緒 3rd OneManLive「Anima Ⅲ」と、わたしの話
これまで生きてくれて、ありがとう。
これからも生きてくれ、すこやかに。
おこがましいかもしれないが、
わたしたちは「小さな、ちいさな、太陽のかけら」になれた。
幕が下りる前、彼女が言った最後の言葉に対して、わたしはこう返します。
ヰ世界情緒の魂を観測した。(Z-anですが)
これから記すのは、一個人の感想とたぶんむき出しの言葉。語尾も人格も分裂している。考察なんてない。「此処に棘と死を」以降の記憶が今も混濁している。一応、ネタバレになるので、ブルーレイまで待つ者はここで退くことを推奨する。
夜を知るには朝を、闇を究めるには光を究める必要があった。
2枚のキャンバスと共創の日々によって、編み出した「動」のダーク。
これまでわたしが見た「静」のダークとは違う、未知の一面を前に、わたしの目は果てのない夜を泳いでいた。こんなにキレキレだったとは。
とてもいい身長差。新しい世界。加速するページめくり。
しかし、置き去りにはしない。原点も忘れない。これにはいにしえよりの観測者もにっこりとワルツを踊る。
「嘘」から始まった2枚のキャンバスに咲いた花の名前は、「真実の愛」でした。なんと愛らしいのでしょう。日夜愛でましょう。
現地に行っていたら、わたしはただただ立ち尽くすだけで終わっていたでしょう。ヰ組のみんなめっちゃ元気だ。あと、ピアノのWataruさん。
「描き続けた君へ」から始まった「Anima Ⅲ」で、さまざまな共創の軌跡をたくさん観測した。光と闇、太陽と影。これらを究めた彼女が描いた初現地ワンマンライブはほんと美しかったです。急に言葉がなくなった。許して。
そして、見る前から気になってたMCです。(ようやく冷静になった)
先月YouTubeのメンバーシップで、「Anima Ⅱ」のアーカイブを見ていました。この時でも若干声が上ずっていたのを覚えています。
「これはⅢのとき泣くんじゃないかな」と思った。
そこからの「ARCADIA」は何度聴いても泣きそうになった。わたしが。
そして、最後にわたしたちは「太陽のかけら」になった。
魂の物語はこれからもつづく。
影の中だけでも、光の中だけでも、生きられるものなんてきっといない。
そうして今に、未来に至っていくんだと、この魂に教えられた。
わたしのちっぽけな世界が、彼女の表現に触れることで、変わっていくのを感じた。
わたしも端くれだけど、詩を書く表現者。生きる。
この胸の詩が、彼女の力に、糧に、彼女だけでなく、ひとりでも多く誰かの力や糧になる、そんなeMoで満たされた未来を形成するために。
強欲でいいなら、わたしの詩が、どこかで彼女に詠まれる未来も併せて。
最後に。
ここまで書いた言葉は彼女に届くだろうか。届いたらちょっと面映ゆく、届かないとちょっとさみしさもある。
orie先生をはじめ、全関係者の皆さま、そして、ヰ世界情緒さんに感謝を。
最高のライブをありがとうございました。
eMo City
村上聖宗
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