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仕事をやめたら時給が上がった話
十数年働いた事務のパートの仕事をやめることにした。
チームに二人だけのパートなのに、仕事内容がそれぞれ異なる。
どうみてももうひとりの方が優遇されてるように思える。
そりゃむこうのほうが長くいるから難しい仕事もしているんでしょうけど、こまごまとしたややこしい仕事や雑用を私ばかりに振り当てるのはなぜ?
おまけに、正社員のひとには、長くいるくせに仕事がわかっていない、と陰口をたたかれる始末。
なんか面白くない。
忙しいって漢字は、心を亡くす、って書くけど、ほんとうに心をなくしてしまいそう。
気がついたときには、上司の前にいて、仕事をやめます、やめさせてくださいって言っていた。
もちろん上のような理由はあげずに、遠方の親が高齢で世話をしに長くかえってあげたいから、という本当なんだけど、とってつけたような、殊勝な理由。
家庭のことだから、理解を示してくれたのだけど、なかなか最終出社日について話がまとまらなかった。
私としてはすぐにでもやめたい。
会社としては、できるだけ長くいてほしい。
そこのせめぎあいがあった末に、九月末で最後にすることに。
あとはひきつぎを終えるだけ、と思っていたら、ビックなニュースが。
十数年も据え置きだった時給が、この度200円も一挙にあがるというのだ。
内閣のお達しにはすぐに右へ習えの会社。
あがるのはいいけど、なんで、私がやめると決めてからなのよ?!
はやまったか?私?
でも、仕事や人間関係はやっぱり嫌だから、時給あがっても今の仕事は続けたくない。
なんか嫌がらせみたい。
腹がたつけどしかたないのよね。(笑)