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K!O!B!E!KOBE!!

ハピマジツアーのため何年ぶりかも分からない神戸へ行くことになったので空いた時間に行く場所を考えていた。とは言っても仕事終わりに移動して初日のライブを観たら翌日の夕方には横浜に戻らないといけない。時間があるようなないような中でどこへ行けるかを考えているうちにある場所を思い出した。なかなか旅行のメインに組み込まない場所なので今回のような状況には打ってつけだ。


その前にひさしぶりの神戸の街を味わう。新神戸駅の両側に迫るトンネル、ポートライナーから見えた海・街・山が凝縮された景色。終演後に歩いたどこへ向かっても坂ばかりな市街地。まさにイメージする神戸そのもので、知識と経験がつながるこの感覚が好きだと思った。街のイメージははっきりあるけどあまり行ってない街ってあとどれくらい残っているだろう。
夜のメリケンパークは絵に描いたようにカップルたちのデートスポットだった。これも聞いていた通り。散歩しているだけなのに単身オタクには肩身が狭かった。それでもアクスタは出したよ。ごめんね。

みくにちゃん、神戸だね

2日目朝、神戸駅から山陽本線に乗り込んで西へ向かう。須磨付近からは車窓に瀬戸内海が広がるが通勤客ばかりの車内では誰も興味を示さない。明石海峡大橋が見えてもそれは変わらず。ひとり浮き足立っている姿は一目でよそ者だと分かったでしょう。
加古川で各停に乗り換えた1駅目が宝殿駅、目的地はここから1.8km。都合のいいバスはなく、観光地としてはそれくらいの扱いなのだろうと飲み込む。レンタサイクルはあるみたいだったが調べてもよく分からず歩くつもりだった。

神戸駅名物ですよね(?)

宝殿駅を出てすぐの駐輪場にレンタサイクルののぼりが立ってるのが目に入った。どうやら駐輪場の監視員がいる時間なら一時利用できるようで借りることにした。ちなみに9時半〜15時半は監視員が不在になるようなので観光には使いにくいと思う。台数はそこそこあったがどういう人が借りるのだろう。この日はたまたま早めに行動していたのが功を奏した。


今回訪れたのは生石(おうしこ)神社。
ここの御神体である石の宝殿は日本三奇に数えられている。
高さ5.6m、幅6.5m、奥行き7.5m。裏側には三角の突起がついた巨大な石の建造物。足元が深く掘り込まれて溜まった水に浮いているようにも見える。

この場所の存在を知ったのはずいぶん前だがなかなか行く機会に恵まれず数年。写真では何度も見ていたがいざ目の前にすると「なんだこれは…」と驚きを隠せなかった。いつ、誰が、何のために作ったのかは明らかになっていないらしい。本殿をくぐった先、岩壁に囲まれた空間にある「石の宝殿」の不思議さは写真では伝わらない。本殿まで急な階段が続くので行くのであれば足腰が健康なうちに。

裏の山に登ると周辺の石切場がよく見えた。
ここ高砂が石の産地であることがよく分かる。(高砂なんて地名初めて聞いたけど)


先述の通り公共交通でのアクセスはあまり良くないので車があると行きやすいかと思う。とは言っても神戸市街からも距離がある上に神戸を目的に来る観光客の好みとは合わない気がする。姫路からであれ距離も近いので足を伸ばしてみてもいいかもしれない。