無駄な争いはしない、負けるが価値
相手が困っているのがわかったので協力を申し出た。ただ純粋に力になりたいという思いからだったのに、妙ないざこざに発展してしまった。
「それっぽっち手伝ってもらっても何の役にも立たない」という。意地を張っているのがわかる。こちらとしては、手助けはいらないという以上、手の出しようがない。すると今度は
「協力してほしいというお願いは聞いてもらえないのですか」ときた。お願いをされた覚えはないけど
「できるだけのことは協力します」と言ったら
「協力するのが当たり前なのに、してあげているという考えだと回りがぎくしゃくする」と言う。
同じことを双方が言い合い、エンドレスになりそうな予感。この無意味に疲れる会話を終わらせるには、自分が折れるしかない。
最初は、手伝いたいという純粋な気持ちをわかってほしいと思い、話していたが途中から気づいた。
自分の思いをわかってもらおうとすることは自分のエゴだ。
そして、相手は困り果ててパニック、その原因が他人にあると思っているから、他人の好意を素直に受け入れたり、理解しようという余裕などはないのだろう。
聞く耳をもたない人に何を言っても無駄、そう思った。
「私の言い方が悪くて誤解を招いたならすみません。いつでも喜んでお手伝いしますから」そう言った。以上、退散。
相手からいつまでも飛んでくる矢で、自分が傷つかないように、逃げるが勝ち、逃げることに価値がある。自分を守ることだから。
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