ジョンとみどり子と○○と#4
ジョンとみどり子さんが出逢った話 1→(https://note.com/poconyandayo/n/nf1491074de95)
2 →(https://note.com/poconyandayo/n/n10bd06e94af0n/n10b) 3 →https://note.com/poconyandayo/n/nba8aae5c0eec
ジョンとみどり子さんが出逢ったときの話4
ジョンを保護して歌を歌いながら自宅へ戻ってきたみどり子さんは、ジョンにとあるものを捧げる。
みどり子:ただいま~、ジョン。こちらが我が家だよ。狭い部屋だけど気に入ってもらえるとうれしいな。
ジョン:キュウン・・・(においを嗅いだり歩き回ったりしながら)
みどり子:あ、そうだ。
ジョン:キュ?(みどり子さんの方へ振り返る)
みどり子:さっき、道端でジョンにいいものあげるって言ってたでしょ。それを今から持ってくるから、ここで待っててね。
ジョン:キュウウン・・・
――――数分後
みどり子:お待たせ。ジョン、目つぶってくれる?
ジョン:キュ
みどり子:はい、これ。
ジョン:キュウ(不思議そうに上を向く)
みどり子:今日からお友達の証!この帽子をジョンにあげたいな~とひとめ見たときに思って。ちなみに私の帽子とお揃いだよ♪
ジョン:キュウウ(嬉しそうにしっぽを振る)
みどり子:帽子、よく似合ってるね。
ジョン:キュ(はずかしそうにしている)
みどり子:わたし、昔飼ってた犬がいたんだけどすぐに死んじゃって。動物を飼うことに対してトラウマがあってずっと避けてきたんだけど、ジョンをみたときにそんな想いは飛んじゃってて。
ジョン:キュ?
みどり子:で、自分がジョンにひとめぼれをしていることに気づいたの。これはなにかの縁だなって。だから・・・改めて、これからよろしくね。ジョン。
ジョン:キュウ!
晴れて、ジョンとみどり子さんは飼い主と飼い犬という関係性ではあるけれども、お友達同士として一緒に暮らすことになったのでした。
ジョンとみどり子さんが出逢った時の話、~完~
次は、みどり子さんとそのまわりのことについて連載していこうと思います。
エピソード:とっとさん
イラスト:Poconyan