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立派なウェブは本当に良いのだろうか
一昔前、Flashでできたサイトも数多くあり、もう本当に凝っていました。
グリグリ動くページ、ギミック満載、音も鳴らせ、しかけを色々探して楽しむ。
はい、ここで私が思うのは別に
「凝っていてUI/UXがおざなりになっている」
ということではありません。
上記のようなギミック満載のサイト、大好きです。
正直、多少不便さがあっても面白いほうが好きです。
でも、ここで言いたいことは別のことです。
立派過ぎることが多い
外食したい時、お店を探すときに今は当然のようにネットを使います。
今であればgoogle mapや各種グルメサイトが主流かもしれませんが、そのお店の公式サイトを見る事も多々あります。
パンデミック後、時短営業などで各店舗の時間情報が不安定になったので公式サイトまで確認することも多くなったんですよね。更にそこからインスタ等に行って公式のアナウンスする最新情報を探すというような。
まあそれはおいといて、友人と「行ったことのない焼肉屋に行く」というイベントがあった際の話なんですが、ここがいいかなーと調べた焼肉屋のWebサイトがめちゃくちゃしっかりしてて、店構えも出されるものもめちゃくちゃ荘厳な雰囲気漂う感じだったのです。さながら高級料亭みたいな。
でも近所だし割りと安い。
なのでそのお店に決めて友人と行ってみました。
で、現地にあった店は普通のちょっとしなびた雰囲気もあるこぢんまりとしたお店。定食屋みたいな雰囲気でした。
機会損失がありそう
別に良いのです。よほど接待とかだったらやらかすかもしれませんが、私はそういうのに縁のない生活してますし、庶民的な雰囲気のほうが落ち着くし「こういうのでいいんだよ」と思っちゃう系なので寧ろ好ましい結果なんです。
ただ、これだけサイトで感じる店構えが立派だと、逆に避けられることもあるんじゃないかなーと思うわけです。
「私の店はしっかりしてるんですよ」「本格的なんですよ」「めっちゃ良い店なんですよ」というのが伝わりすぎて、
「気軽に寄る感じじゃないのかな」「服装とか気にすべきかな」「子供は厳しいかな」とか圧がかかるんですよね。
飲食店以外でも
よく感じるのが採用情報ですね。
どこもしっかり、立派に書かれてる。
「本気でちゃんとした人を迎えたいから、ちゃんとした立派で正確な情報を書く」
というのは分かります。
それに対して
「お、ここなら自分の才能を存分に活かさせてもらえるな」
と思えるタイプならいいのですが、どうも私は
「ああ自分は全然ダメダメだな」
と思ってしまう質でして。
例えば自社の採用とか見ても
「うわこんな仕事自分にはできんわ」
と思うような感じなんですよね。
勿論そうすべきなのは分かりますし、要求に完璧に応える人材なんてそうそういないんでしょうし、それを分かっていてもそうやってハイスペ側に合わせた書き方をしないととんでもない応募が増えてコスト増なんだろうなとかも分かります。
でもちょっと自分みたいな陰キャタイプで、それでいてあろうことか超絶実力者なんて人材がいたら、多くの企業が存在を見逃すこともありそうだなーとか思ってしまいますね。
韓信みたいな。
外注Webデザインがうまく機能して欲しい
まあ採用の話は余談なので置いといて、こういうサイトができる理由って多分Web制作会社に丸投げするからだと思います。
そりゃ制作会社は立派に仕上げないとダメですし。
元のお店をしっかり飾って魅力的にしないとお金はとれないのだと思います。
でもまあ私個人としては、店主が一生懸命やったけど拙い手作りサイトとかのほうが、いやほうがというと言い過ぎか。拙い手作りサイトでも十分魅力を感じると思います。
現在SNSが主流になり個人サイトを作る人も減り、一昔前なら「ネットする人はみんなHTMLいじってる」みたいな状況でもないので、その「拙い手作り」すら困難なのかもしれません。
でも逆に、アマチュアからコンテンツが発信される世の中になってる訳で、個人でつくるWebサイトも注目を浴びてもいいんじゃないかな、と思ったりする今日このごろです。
以上なんとでもないつぶやき文章でした。