規則正しく夜更かし
睡眠について。
私は昔から寝るのが苦手で、なかなか寝付けないので寝るのが苦痛でした。
大体実感し始めたのが小学生低学年くらい。
無理やり目を瞑って、でもなかなか寝付けない。親がちゃんと寝てるか見に来るから必死に寝たふり。トイレに行きたくなったらスニーク。
で、朝はめちゃくちゃきつい。寝るのも苦痛ならば起きるのも苦痛。
ずっと、ちゃんと眠れてなくて睡眠時間が足りてないから起きるのがきついんだと思ってました。30歳くらいまで。
でも最近ちょっと違うなと思うようになりました。
規則正しいと早寝早起き
まず大前提でおかしいと思うのが、「規則正しい」と「早寝早起き」がまるで同じものかのようにセットで言われること。
この2つは別物だと思うのです。
規則正しいは日々同じ生活リズムで過ごしていれば正しいはず。
早寝早起きも、ある日は20時就寝7時起床、ある日は21時就寝5時起床、とバラバラにやっていればそれは褒められるのか。
一応人間は昼行動する生き物なので、ある程度の絶対的時間はあるのだとは思います。同じ8時間睡眠でも12-20時とかは何かしらの無茶がある可能性も否定できません。
ただしある程度の加味をしても、人によってある程度の"適正"はあるのではないか。そう思うのです。
「規則正しい」は有効、「早寝早起き」は必須ではない
というイメージです。
最近寝る起きるが楽
今のわたしの生活ではあまり寝る起きるに苦痛を感じていません。
仕事がフレックスな為、何時から働いてもよく、またリモートの為起きてから移動の時間もありません。
その結果、
4時(28時)就寝→11時起床
が身体に馴染む生活となりました。
まず大体4時前後に自然と眠くなるのです。たまにブレはありますが、このへん±1時間で大体収まります。
そして朝は9時半目覚ましから段々覚醒していって起き上がれるのが11時ごろ。全然辛くない起床で、それから10分後には仕事開始。
楽になると苦痛は忘れるもので、たまに早起きが必須な時に頑張って起きると"握力ゼロ"を体験して思い出します。全然力が入らないんですよね。あれも今の生活には無い。
朝の空気がなんかきつい
そもそもなんですが、朝のひんやりした空気がきついです。
これは起きる苦痛を長年味わった体験からくるものかもしれませんが、とにかく体温が上がらないのに空気がひんやりしてる。
夏はともかく秋や春もちょっとした悪寒みたいな感じで呼吸が苦しいです。
あれが心地よいと感じられないのは本当に体験なのか低血圧なのか。
欠点もある
当然ながら欠点もありまして。何かしらの時間が決まったイベントがきついんですよね。仕事でもそれ以外でも。
例えば旅行に行こうと思ったら9時出発にしよう、とかなる訳で、その時はなかなかつらいです。特に前夜必死に寝ようとして寝付けず…というのが起こります。運転係だからちゃんと睡眠はとらないとなんですけど。
昔は身体のリズムが24時間じゃないと思ってた
毎回起きるのが苦痛なので、26時間くらいサイクルになってて、毎回2時間睡眠が足りてないんじゃないか、とか考えたりしました。
24時間でその2時間を確保しようとしてもまだ体力的に2時間分余ってて寝付けない。
でもまあ結果は行動時間だけが要素だったみたいです。
人間は昼行動する生き物…みたいに前述しましたが、なるほど個人差でズレがあるだけなのかもしれないな、と思いました。
そもそもその辺敏感じゃない人も要るだろうし、千差万別だと思います。
過去を思い出す
前職では普通に7時前に起きないといけなかったのですが、金曜夜になると途端に3時とか4時とかまで寝付けず、目覚ましかけてないと土曜11時に起きる。みたいな生活でした。
5年半繰り返しても土日に強制的にずれる。
それもあって慣れより適正があるのかなと思ったりもしました。
さいごに
社会生活をしているとなかなか融通が効くものでもないと思います。
今の自分は運がいいだけ、という感じがします。
ただし、睡眠に悩みを抱えてる方はこういうパターンもあるんだなと知ってもらえると嬉しいです。
例えば転職など生活を変化させるとき、ちょっとそういう要素も加味して次の仕事場を考えてみるとか、寝坊ばかりして自分はダメだと落ち込んだりしてしまわず、そもそも全然苦にならず普通にこなせる人もいれば苦痛な人もいて、苦にならない人に「だらしない」と言われてもそれは違うよ、と知って欲しいです。
睡眠に限らず、社会生活でなんらかの「不適合」要素は抱えてるもので、みんなが抱え込まず適材適所の居場所が見つかればいいなあと思ってやみません。