見出し画像

ただ側にいるだけでよければ。

最近、よく人が寄ってきてくれる。

「ちょっと休憩しない?」

くらいの軽い感じに誘われるけど、何やら人生の深い話をされることが多い。

僕なんかでいいのだろうか。

気の利いた一言も、クスリと笑わせるジョークだってできない。案の定、ただ横にいるだけで終わることが多いのに。話を聞き終わった後で、もっと何か話した方がよかったんじゃないのかなって思って、後悔するのに。

昔はもっと色々言えた気がするけど
ここ数年感覚が変わってしまった。

だって、やっぱり知らないからって思う。

きっと、その人の「今」しかきっと分かっていないから。どんなに話を聞いても、同じ時間を少しだけ共有できたとしても、たぶん出会っていない時間の方が圧倒的に長い筈だから。
それなのに今の姿だけを見て聞いただけで、勝手な憶測で、気持ちをはかって、何か気の利いた一言を言う。それは、ちょっと違うんじゃないかなって。

結果、地蔵に話しているのと何ら変わらない状態になるのですが。。

こんなのでいいのかしら?とつくづく思いますが、相手の話を聞きながら、相手の声を聞ける耳があって良かったな、表情を確認できる視力があって良かったなって、的外れな気持ちになります。

そして、それをできるだけ覚えていたいです。
短い人生だもの、何かのご縁と思って「ありがとう」と無言の返事をただただ送るだけ。

最後まで読んでくださりありがとうございます。この記事を見つけてくれてたこと嬉しく思います♪