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『作品と商品の違い』 てくてく通信+🎈 #30

こんにちは、英会話Oneのただともこです。読む瞑想マガジンへようこそ。
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あなたの毎日の底に静かで気持ちのいい音楽が流れますように。


作品と商品

空気が冷たくなりました。仙台は手袋が必要な季節になりました。みなさん、暖かく過ごしていますか?

今日は、作品と商品の違いについて。買い物上手になれますよ。

世の中にできている「もの」の両極には、「人々の欲しがるものを作ったもの」と「自分が作りたい(言いたいことをいった)もの」があります。商品も作品も前者と後者の間のどこかに落ちたものが多いですが、作品だけは、9割後者(自分が作りたいものを作る)によっていないと成り立ちません。また、9割前者(人が欲しがるものを作る)によって作られているのが、広告です。

お金を儲ける方法には、いろんな方法がありますが、一番簡単で、儲け率が高いのは、人が欲しいものを作ることです。一番いい例は、テレビのコマーシャルです。人を欲しがる気持ちにさせます。買わないと置いて行かれるかのような不安な気持ちにさせます。本当に必要でなくても買ってしまう仕掛けができています。また、コンビニに置いてあるものは多くが瞬間的に欲望に答えるという目的にかなっているので、すぐ手に入り、すぐ気持ちよくなれるようにできています。でも、それは往々にして、継続して楽しい経験にはなりません。瞬間的にハイになるようにできています。

作品、例えば、絵画や小説といった芸術作品は特に自分が言いたいことを言うことが目的なので、売ることを目的として描(書)くと、それはすぐに空っぽの作品になります。広告になってしまうのです。しかし、世界には、本当に芸術を必要としている人がいて、それは、本当に絵画や小説の中に真実や癒しや本物を求めている人たちで、こういう人たちは、空っぽの作品になった瞬間に、どんなに売れている作家だろうが見向きもしなくなります。それはとっても顕著です。私が絵を描くとき発信している相手はそういう人たちです。

売ることを目的とするというのは、人が求めているものを描くということです。それは、芸術家でも、意外にできることだし、時々はプロとして求められる技術でもあります。でも、あまりにも、人の求めるものに答えていると、芸術の意味がなくなります。

こうやってできた「作品」は、瞬間的なハイな状態は導き出しませんが、永続的に楽しかったり、面白かったりする何かを提供しています。理解する楽しさや、じっくり味わう楽しさ、そして、人と分け合う楽しさを「作品」は持っています。

このことをは、物を買うときに気を付けてみていると面白いことが発見できます。その商品がどのくらい、人を瞬間的に喜ばせるためにできていて、どのくらい、作り手が本当に考えたもの(人を継続的に喜ばせるために作ったもの)を作っているか見てみるといいです。例えば、新築のマンションはものすごく高いです。なぜかというと、とても高い広告費をかけているからです。「新築」とか「素敵な写真」とか、そういうみんなが瞬間的に、自慢できたり、ちょっと偉くなったような気分がするものを広告は売るのです。そう考えると、少し古いマンションを自分で自分の住みたいように改造する方が同じお金をかけるのでも、より永続的な幸せが手に入ることがわかります。新築だってもちろん楽しく過ごせますが、数年たつと色あせてしまうものにもお金を払っているということです。

スーパーで買っているもの、赤札が付いたものは安くてみんなが欲しいものです。でも、本当にそれはあなたが欲しいものですか?本当にあなたが欲しいのは、いい栄養です。少し日にちがたっているお肉より、切ったばかりのお肉を少しだけ十分に味わっていいエネルギーを自分に入れたほうがよくないですか?私は最近そういう考え方をするようになりました。人が欲しがるものを提供されていると、買う人は本当に欲しくなくても、人はそれを買ってしまう傾向があって、いらないもの物まで買ってしまいます。それを広告や広告効果と人は呼ぶのです。

本当のマーケティングは、必要な人に必要なものが届くことです。冷蔵庫で食べられなくなったお肉を捨ててしまうことではないのです。商品を買うとき、その商品がどういうコンセプトで作られていて、どういう風にお金をかけて作られているか、ちょっと考えてみてください。チェーン店ですか?小商いですか?同じマニュアルで作られていますか?それとも、お店ごとに違う味を違う人が提供していますか?広告はどのくらい、どうやってされていますか?場所代はどうですか?そういうことを一つずつ見ていくと、必然的に、質のいいものを買うことができるようになります。

私は高いブランド物を着ません。ブランド物はとてもよく作られていますが、季節商品だから、着られるシーズンが限られています。そして、莫大な広告費がかかっているからです。みんながこれを着たら幸せになれると思えるようにできるようにできているのです。そして、ヨーロッパのある階層では、制服のようにブランド物を着てないと通れない関門があります。ある種のパーティーだったり、お店だったりします。そういう制服として着るのでない限り、私はもっと、友達の手作りの、いい布の自分の体に合った服を着たいと思います。(でも、私も一度くらいその制服でそのパーティーに行ってみたいです。でも、一度でいいです。)

もちろん、「広告ってなんじゃろ?」という広告が昔はやったように(古いですね。これ知っている人いますか?)、広告には、広告の役割があり、まったくなくなると困ります。すべてはバランスです。でも、自分を喜ばせるとき、一瞬とっても気持ちがよくなるものを選ぶことを減らして、継続的に楽しめるものを選んでいくと、生活は変わります。魂に対する負担が減るからです。そして、栄養が増えるからです。広告だけに振り回されないで、Oneに来るほぼ全員の皆さんがそうしているように、自分で選んで自分にとっていいものを身に着けたり、食べたり、住んだりできるようになるといいなと私は思います。この話、むつかしかったと思うので、質問は、どうぞ、教室でしてください。巻末には、感想が書けるブログ記事リンクもあります。


ちょっとしたおすすめ

セラーメイトの保存瓶
最初に見たのは、野草園で。
苔を育てるのに使われていました。

中身が見える保存瓶です。
いくつか台所用に買ったら、とても、整理が進みました。
そして、何を持っているか一目でわかるから、使いやすくなりました。

おしゃれで使いやすくて、おすすめです。


編集後記

引っ越しはパワーだ!とはそのとおりで、今週はぐっすり眠っています。安全に引っ越せて、いいところにアトリエOneができてよかったです。これからここできることを想像しては、楽しくなっています。みなさんもぜひ、参加してください。来週はブッククラブで、あとは確定申告が待っています。バタバタですが、一つずつゆっくりやっていきますよ。

(初出:2018.12.8)



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