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JDCとは何か?


はじめに

この記事では、今年新たに施行される新レース、jpnⅠジャパンダートクラシック(以下JDC)について解説します。まあ解説って程のものでもないんだけど.....。

JDCとは何ぞや

別にJDCっていきなり創設された新レース!ってものじゃなくて、昨年(2023)まで行われていたjpnⅠジャパンダートダービー(以下JDD)の生まれ変わりです。JDDの競走体系における立ち位置は南関東三冠競走の最終戦。南関三冠は羽田盃→東京ダービー→JDDの順に行われていたので、つまりJDDは中央競馬牡馬三冠競走の菊花賞的なレースってことになります。南関三冠競走最終戦とはいえ、中央馬にも出走枠が設けられていたので、中央の勝ち馬の方が南関所属の勝ち馬よりも多いです。主な中央の勝ち馬には、ゴールドアリュール、カネヒキリ、ノットゥルノなど、地方の勝ち馬には、4冠馬トーシンブリザード(当時は南関四冠だった)や船橋の英雄フリオーソ、最後の南関三冠馬ミックファイアなどがいます。

JDDとJDDの違い

さて、じゃあJDDとJDCは何が違うの(JDDとJDC、さらにJBCもあるからややこしい...…)っていうと、それはJDCは南関の三冠競走じゃなくて、全日本3歳ダート三冠競走の最終戦であるってことがあります。今までの3歳ダートの競走体系って、芝の競走と違って全国で統一的なものが無かったんですよ。ですから中央の3歳ダート馬は兵庫チャンピオンシップやユニコーンステークス、レパードステークスを使ってJDDを目指すとか、地方のダート馬は各地のダービー目指して走って、ダービーグランプリ目指すとか、各々の戦いという面が強かったんですね。しかしそれだとダート競走に注目が集まらず、素質馬が中々ダート路線を使ってくれないという問題がありました。競馬ファンにとっても、まとまりのない3歳ダート路線は魅力的なコンテンツに映らず、一種の空白地帯的なものでした。また。国際的にドバイワールドカップやサウジカップなどの高額賞金の海外ダート競走の存在していることや、ケンタッキーダービーやブリーダーズカップなどダートの本場アメリカのビッグレースを目指す馬が現れる中で、ダート競走馬全体のレベルアップのために新たなレース体系が必要とされたという面もあると思います。これらの問題点を解消するために、2024年から3歳ダート路線は大幅な変革を迎えることになったのです。

2024年のJDD

上記の経緯で今年第1回のJDCが行われますが、正直レースとしての立ち位置が変わっただけで、レース自体はJDDとそんなに変わってないです。相変わらず地方馬9頭、中央馬7頭の出走枠で行われますし、レースグレードもjpnⅠのままです。ただ変更点として、1着賞金が6000万円から7000万円に上げられています。これは羽田盃と東京ダービーも同じで、特に東京ダービーは5000万円から1億円へと大幅に上げられています。賞金が上がれば当然そのレースを走る有力馬が増えるので、望ましいことだと思います。開催地は引き続き大井競馬場です。10/2(水)に予定されています。

まとめ

以上簡単にJDDについて簡単にまとめました。今度2024年のJDDの有力馬を紹介する記事を書いてみようと思うので、そちらも是非ご覧ください。ありがとうございました😊



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