【Midjourney パラメーター解説#2】「--quality」を徹底解説!
皆様こんにちわ。AIツールを使ってコツコツ副業をしているポコポコといいます。まず初めに、前回のパラメーター解説「--stylize」編を読んで頂いた方、スキ!して頂いた方、本当にありがとうございます!こんなにも励みになるとは・・・この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
さてさて本題に入る前に。。みなさんは普段Midjourneyを使って画像生成をする中で、こんな悩みをお持ちではないでしょうか?
思い通りの画像がなかなか生成できない
あとちょっと工夫すればできそうなのにどうすれば良いかわからない
パラメータってどんなものがあるの?どんな時に使うの?
パラメータを使うとどんな画像になるの?
Midjourneyはクオリティが高い画像を生成できるAIとして有名ですがその反面、機能を十分に理解していないと何度やっても思い通りの画像が生成できない場合があります。今回の記事ではMidjourneyのパラメーターの1つである、「--quality」を紹介しようと思います。
この記事で皆様の画像生成ライフが少しでも楽しいものになるよう、お役に立てれば幸いです。
※この記事の内容はMidjourney v6.1 (2024年12月5日時点)での内容となります。
パラメーター「--quality」とは?
「--quality」とはMidjourneyで指定することができるパラメータの一つです。デフォルト値は1に設定されており、値は0.5 , 1 , 2の3つから指定できます(v6.1時点)。大きい値ほど細部まで書き込まれた画像が生成されます(後ほど参考画像を挙げます)。
「--quality」の使い方と注意点
実際にMidjourneyで使用する場合は、プロンプトの最後に
--quality
または
--q
を入力後、半角スペースを空けて数値を入力し画像を生成すればOKです。
ちなみに余談ですが、値を0.25と入力すると自動で0.5になります。また、1.5と入力すると自動で2になります。全て調べたわけではありませんが、0.25〜5の値を入れると0.5, 1, 2のいづれかに一番近い値に自動で切り替わるようです。0.25〜5の範囲以外の値を入力するとエラーが出るようです。
さて本題に戻りまして、、ここで気をつけていただきたいのはこのパラメーターを入れても解像度は上がらないということです。この「--quality」というパラメーターは画像を細部まで書き込むか否かのパラメーターであり、画像自体の解像度が上がるわけではありません。
「--quality」値を変化させて生成した結果
それでは実際に「--quality」値を変化させるとどんな画像が生成されるか見ていきましょう。quality値以外のパラメーター値は全てデフォルト値のままです。今回使用したプロンプトは以下に記載しています。
プロンプトは変えずに「--quality」値だけを変化させて画像を生成していきます。
明暗が少なくのっぺりとした画像という印象です。背景の雲や山も、さほど詳細に描かれていないような気がします。
明暗が強調されて温かみが増している印象を受けます。花も細かく描かれている気がします。
背景の山や雲も細かく描かれています。少し見にくいかもしれませんが、画像左の方には花びらが舞っている様子も描かれています。
もう1例あげてみましょう。今度はもっとシンプルなプロンプトで試してみます。
いかがでしょうか?こちらのパターンの方がわかりやすいかと思います。quality値が大きくなるほど細部まで書き込まれていますね。
「--quality」をうまく使うには?
前述のように、値の大きさで細部の書き込み具合を調整できることが分かりました。ではどんな場合に使い分ければ良いのでしょうか?以下に一例を示します。
「--quality」値を低く設定
生成時間を節約したい時
ロゴやベクタースタイルのイラストなど細部の書き込みが不要な時
実写感を抑えたい(AI感を出したい)時
「--quality」値を高く設定
細部まで書き込む画像を生成したい時
実写の細かな表現を付け加えたい時
実写感を出したい(AI感を抑えたい)時
このように使い分けると、自分好みの画像を効率よく生成できます。
ロゴやシンプルなイラスト、画像を生成したい時は低い値の方が思い通りの画像が生成できそうですね。
パラメータ「--quality」のまとめ
デフォルト値は1
0.5, 1 , 2を指定できる(v6.1)
値が小さいほどシンプルな画像になる
値が大きいほど細部の書き込みが増える
大きい値だからといって解像度が上がるわけではない
最後に
いかがでしたか?「--quality」について理解が深まったでしょうか?
Midjourneyにはこれ以外にも様々なパラメータや便利なコマンドが存在します。これを機にいろんな機能を紹介していき、少しでも皆様のお役に立てればと思います。それではまた次回。