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【Midjourney コマンド解説#1】「/describe」を徹底解説!

皆様こんにちわ。AIツールを使ってコツコツ副業をしているポコポコといいます。今回はMidJourneyで使えるコマンド「/describe」を解説したいと思います!良ければ最後まで読んでいってください。

みなさんは普段Midjourneyを使って画像生成をする中で、こんな悩みをお持ちではないでしょうか?

  • 画像のアイディアが思い浮かばない・・・

  • 手持ちの画像をMidJourneyで再現するには?

  • 他の画像生成AIで生成した画像をMidJourneyで作りたい!

そんな時、今回の記事で紹介するコマンド「/describe」を使えば一気に解決できます!この記事で皆様の画像生成ライフが少しでも楽しいものになるよう、お役に立てれば幸いです。
※この記事の内容はMidjourney v6.1 (2024年12月26日時点)での内容となります。


コマンド「/describe」とは?

「/describe」コマンドは、MidJourneyに画像をアップロードすることで、その画像に基づいたプロンプトを自動で生成する機能です。つまり、画像から主題やテーマといった情報をMidJourneyが汲み取ってプロンプトにしてくれるのです。(後ほど例を挙げます)。

「/describe」の使い方

Web版とDiscord版とでは若干使い方に違いがあるのでそれぞれ見ていきましょう。

Discord版での使い方

Discordのチャット欄に
/describe
と打ち込みましょう。そうすると下記のような画面になるので、MidJourneyもしくはnijijouneyを選択します。今回はMidJourneyを選びます。

コマンド「/describe」 を記入

そうすると「image」か「link」か選択する画面が出るのでどちらかを選びましょう。

image, linkの選択画面

imageを選んだ場合は画像をアップロードする画面が出るので、そこに手持ちの画像をドラッグ&ドロップします。

imageの場合。点線枠内に画像をドラッグ&ドロップする。

linkを選んだ場合は画像のURLをチャット欄にコピペします。

linkの場合。チャット内のlink後にURLをコピペする。

Web版での使い方

実はWeb版にもこのコマンドと似た機能があります。
プロンプト入力欄の左にある画像アイコンをクリックします。左に点線枠が出てくるので、そこに手持ちの画像をドラッグ&ドロップします。その後、アップロードした画像にマウスを当てると「i」マークが出てくるのでそれをクリックします。

Web版の場合。画像のアップロード

プロンプトの候補がいくつか出てくるので、好みのものを選んでクリックする。クリックすると入力欄に反映されます。

プロンプトの候補

「/describe」を使ってみよう!

それでは実際に「/describe」を使っていきましょう。
下にあるような画像のプロンプトを出力して、画像を生成していきます。(今回は私がMidJourneyで出力した画像を使用します。)

いかにもできそうなビジネスマン

Discord版では候補を4つ出してくれます。

prompt1:
A handsome young businessman sitting at his desk in an office, wearing a white shirt and holding documents with a confident smile, looking into the camera. High-resolution photography, Canon EOS R6 Mark II Mirrorless, best quality, shot on Canon film stock photo, 85mm lens, Unsplash, high details, photorealistic, natural light.

prompt2:
A handsome young man sits at his desk in an office, wearing a white shirt and holding documents on the table. He looks into the camera with a confident smile. This is a professional photograph, taken with a 35mm lens at an aperture of f/2, capturing intricate details in high resolution with a hyper-realistic, super-detailed style.

prompt3:
A handsome young businessman sits at his desk in an office, looking into the camera with confidence and a smile on his face. He wears a white shirt and holds documents, surrounded by a modern interior design and a blurred background. The natural light from the window creates a professional photography style, captured in a high-resolution digital photograph using a Canon EOS R5 mirrorless camera with the lens set to an f/8 aperture for a shallow depth of field.

prompt4:
Portrait of a handsome young businessman in a white shirt sitting at a desk with documents and a laptop, looking at the camera and smiling, against a modern office interior background. Photographed with a Nikon D850 camera and an f/32 lens for high resolution, cinematic lighting, and a stock photo style.

prompt1で画像を生成してみます。

凄腕のビジネスマン

書類を持っているポーズに変わりました。プロンプトに書いてある「holding documents」が効いているみたいですね。MidJourneyが良さそうなプロンプトを追加してくれたようです。これはアイディアが膨らみそうですね。

次はWeb版でプロンプトを作っていきます。
Web版はプロンプトの要素を候補として挙げてくれるので、それらを選んで画像を生成します。下のようにプロンプトを選んで生成してみましょう。

prompt:
A handsome young businessman in an office, creating an atmosphere of success and professional creativity. Natural light is used to highlight facial details and create soft shadows for depth. Captured with a Canon EOS R5 mirrorless camera., wearing a white shirt and holding documents, sitting at his desk

和訳:
オフィスにいるハンサムな若いビジネスマンが、成功とプロフェッショナルな創造性の雰囲気を作り出しています。自然光を使用して顔の細部を強調し、奥行きのある柔らかい影を作成します。 Canon EOS R5 ミラーレス カメラで撮影。白いシャツを着て書類を持ち、机に座っています。

イケメソビジネスマン

「自然光を利用して」というプロンプトが追加されており、オフィスの人工的な光ではなく窓からの日差しが再現されているのが分かります。
いかがでしょうか?アイディア出しやプロンプトの勉強に使えそうですね。

「/describe」をうまく使うには?

「/describe」でプロンプトを生成するにはいくつかコツがあるので、それらについて触れていきます。まずは「/describe」でうまくプロンプトが出せる画像についてです。

  • 明確な主題がわかるもの

    • 画像の中で主役となるオブジェクトやシーンがはっきりしていると、MidJourneyがそれを正確に認識してくれます。

    • 例: 美しい風景、動物の肖像、特定のアイテム(車、建物、アクセサリーなど)。

  • ユニークなデザインやスタイル

    • 独特なアートスタイルや色彩を持つ画像は、その特徴を捉えたプロンプトを生成します。

    • 例: 抽象画、サイバーパンク風の画像、ヴィンテージデザインなど。

  • 高解像度で細部が見えるもの

    • 画像が鮮明で細部がわかりやすいほど、MidJourneyがその情報を解析しやすくなります。(低解像度やぼやけた画像は解析が難しい)

  • 複雑すぎない構成

    • あまりに多くの要素が詰め込まれた画像(例えばごちゃごちゃしたコラージュなど)だと、主題を特定しづらいです。

避けた方がいい画像の例としては、ロゴなどのシンプルすぎる画像、主題がはっきりしない多人数のシーン、光の加減が極端で主題が判別しづらい画像などが挙げられます。

「/describe」の注意点

「/describe」に限った話ではありませんが、画像やリンクをアップロードする以上、著作権のある画像の使用は控えた方がいいでしょう。また、個人の画像についても個人の情報がわかるような写真は避けるのが無難です。
MidJourneyで生成した画像は作成者に著作権があるようですが、無用なトラブルは避けるため、キャラクターや特定の人物がわかるような画像は避けるべきです。
Webで公開されている写真や画像をどうしてもプロンプト化させたい場合は、一旦自分の力だけでプロンプトを作成し、画像を出力させてからその画像をアップロードしてプロンプトを改善するようにしましょう。

コマンド「/describe」のまとめ

  • Web版でも似た機能がある

  • 画像からプロンプトの候補を出してくれる

  • テーマがはっきりしている画像に有効

  • アイディア出しやプロンプトの勉強に使える

  • 画像をアップロードするときは著作権に注意

最後に

いかがでしたか?「/describe」について理解が深まったでしょうか?
色々なプロンプトを試して素敵な画像生成ライフをお楽しみください。
Midjourneyにはこれ以外にも様々なパラメータや便利なコマンドが存在します。これを機にいろんな機能を紹介していき、少しでも皆様のお役に立てればと思います。それではまた次回。

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ポコポコ|AIデザイン
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