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【Midjourney Tips】パラメーター「--stylize」の使いドコロ
皆様こんにちわ。AIツールを使ってコツコツ副業をしているポコポコといいます。普段Midjourneyを使って画像生成をする中で、こんな悩みをお持ちではありませんか?
思い通りの画像がなかなか生成できない
あとちょっと工夫すればできそうなのにどうすれば良いかわからない
パラメータってどんなものがあるの?どんな時に使うの?
パラメータを使うとどんな画像になるの?
Midjourneyはクオリティが高い画像を生成できるAIとして有名ですがその反面、機能を十分に理解していないと何度やっても思い通りの画像が生成できない場合があります。今回の記事ではMidjourneyのパラメーターの1つである、「--stylize」を紹介しようと思います。
この記事で皆様の画像生成ライフが少しでも楽しいものになるよう、お役に立てれば幸いです。
パラメーター「--stylize」とは?
「--stylize」とはMidjourneyで指定することができるパラメータの一つです。デフォルト値は100に設定されており、値は0〜1000の間で指定することができます(v6.1時点)。
0に近い値ほどプロンプトに忠実な画像を生成し、値が大きくなればなるほど芸術性が高い画像が生成されます(後ほど参考画像を挙げます)。
「--stylize」の使い方
実際にMidjourneyで使用する場合は、プロンプトの最後に
--stylize
または
--s
を入力後、半角スペースを空けて数値を入力し画像を生成すればOKです。
Web版のMidjourneyではプロンプト入力欄横のアイコンをクリックすればstylize値を変化させることができるスライドバーが出てきます。色々な値で試したいときにサクッと変えられるのは便利ですね。
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ちなみにプロンプトに打ち込む場合は、小数点以下の値も指定できるようです。ただ、そんなに細かな指定はしない(してもあまり意味はない)と思いますので、10、50、100刻みで調整します。Web版のスライドバーで調整する場合は100刻みで調整が可能です。
「--stylize」値を変化させて生成した画像
それでは実際に「--stylize」値を変化させるとどんな画像が生成されるか見ていきましょう。
使用したプロンプトはシンプルに以下としました。
Pug painted with pastel colors, white background
”パステルカラーで描かれたパグ、背景白”
プロンプトは変えずに「--stylize」値だけを変化させて画像を生成していきます。
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値が低い画像はプロンプトに忠実で、背景が白でかつ体の一部がパステルカラーで描かれています。しかし、値が大きくなるほどパグ全体がパステルカラーで描かれるようになり、背景も白ではなくなります。値1000に至っては油絵のようなタッチになっています。
「--stylize」をうまく使うには?
前述のように、値の大きさでプロンプトへの忠実性と芸術性の高さを「--stylize」で調整できることが分かりました。ではどんな場合に使い分ければ良いのでしょうか?以下に一例を示します。
「--stylize」値を低く設定
プロンプトに求める画像の譲れない条件が書き込まれている時
プロンプトを細部まで書き込んだ時
リアルな写真で、アニメ風のイラストで等、プロンプトにスタイルの指定をしている時
「--stylize」値を高く設定
色々なアイディアが欲しい時
プロンプトで表現しきれない部分を補完して欲しい時
違うテイストの画像を見たい時
このように使い分けると、自分好みの画像を効率よく生成できます。
あとは完全に私の個人的な感想になってしまうのですが、写真や風景など実写に近い画像を生成するときは50〜300、イラストや絵画のような抽象的なものを生成するときは300〜800で試すと色々な構図やテイストの画像が出てきて楽しいですよ!新しいアイディアに繋がったり、そこからまた色々なプロンプトを試す出発点にもなり得ます。
パラメータ「--stylize」のまとめ
デフォルト値は100
0〜1000を指定できる
値が小さいほどプロンプトに忠実
生成したい画像が決まっていて、プロンプトに書き込んでいる場合は値を小さくする
値が大きいほど芸術性が高い
アイディア出しや違うテイストの画像を見てみたい場合は値を大きくする
最後に
いかがでしたか?「--stylize」について理解が深まったでしょうか?
Midjourneyにはこれ以外にも様々なパラメータや便利なコマンドが存在します。これを機にいろんな機能を紹介していき、少しでも皆様のお役に立てればと思います。
それではまた次回。
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