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世界放浪記#72 南米旅に必須、高山病対策

こんにちは~。

今回は南米旅をする中で必須であった高山病対策についてご紹介できたらと思います。

高山病とは?

まず初めに高山病とは何か。
それは標高が高い場所で酸素が薄くなることで引き起こされる病のこと。
人やコンディションの状態にも寄りますが、標高2500mあたりから徐々に罹る可能性が出てきます。

症状としては3段階に分けられ軽いものでいうと頭痛、吐き気、食欲不振、倦怠感、立ちくらみやめまいなど。重いものでいうと呼吸困難、歩行困難、胸部圧迫感。更に重いものでいうと命に関わる重篤な状態にまで陥り、まっすぐ歩けなくなる歩行失調、自分の今いる場所がわからなくなる見当識障害、それらを放置すると昏睡から死に至る、決して侮ることのできない危険な病気です。

南米旅において、対策は必要?

なんだか大変そうだけれども対策は必須なのかな~?とぼんやり考えているあなた!

絶対に!必須です!

南米の中でも高地ではないところも沢山あるのでそういうところだけの旅の方は勿論必要ありません。ただ南米旅で人気な「ウユニ塩湖」「チチカカ湖」「アタカマ砂漠」「ラパス」「クスコ」、適当に羅列しましたがここらへんはめちゃくちゃ標高が高い!
なので南米旅に行くなら、同時に高山病対策も頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

ちなみに番外編ですがメキシコも意外と標高が高い都市が多い。
私はそこで気を抜いてやられたのでメキシコ旅する方も高山病対策をお忘れなく!

高山病対策

ここでようやく高山病対策についてご紹介したいと思います。

ダイアモックス


一番有効で楽だなと思ったのはダイアモックスという内服薬を服用すること。
ダイアモックスは日本のトラベルクリニック等で一粒数十円くらいで購入出来ます。安い!
なので南米旅に行く前に処方してもらわない手はないです。

ダイアモックスの服用方法
ダイアモックスは半粒ずつ、朝夕食後に服用します。
4日以上飲み続けるとその後高地に居続けても適応できるようになっています。

ダイアモックスの副作用
ダイアモックスには厄介なことに副作用があります。
主な副作用はしびれ、頻尿・多尿、発疹、発熱等があります。
私が実感した副作用はしびれで手足のしびれはもちろんだったのですが、おかしなことに鼻がしびれました笑
鼻がしびれたの人生で初めてだったのですが、なんかホコリが鼻にくっついているようなめちゃくちゃ変な感覚でした笑笑

ただしびれが出るのはダイアモックスが効いている証拠でもあるので、安心してください(^ν^)

コカ茶

現地の人の定番高山病対策。コカ茶。
こちらはコカインの葉を使ったお茶で、日本では違法なのですが、南米の多くの国では合法で高山病対策、日常の飲み物として愛されています。

無料でゲットできたので私も頂いたのですが、味は普通の緑茶みたいな味。温かくてホッとひと息つけるし、とっても美味しかった!

ちなみに南米以外の国では違法なことも多いので、南米にいる間に全て消費しないと、警察行きです…お気をつけて。

コカの葉

南米の国ではコカの葉をそのまま高山病対策として食べます。食べ方はというと単に20回ほど葉っぱを噛み噛み噛み。飲み込んではいけないので、ペッと忘れずに吐き出してください。

味はただの葉っぱ。美味しくない。
効果あったのかは知らん!

コカについての興味深い豆知識をこちらの記事に載せているので、良かったら覗いてみてくださいな!

気軽に意識できることでは、水をたくさん飲むこと。
これも結構効果あったのではないかと思います。
なので常に水を多めに確保して、少しでも不快感を感じたら沢山水分を摂ることをおすすめします。

伴なって意識したいことに南米の長距離バスは必ずトイレ付きのバスを選ぶこと。単に南米の長距離バスは10時間以上トイレ休憩なしでノンストップなんてこともザラにあるのでトイレ付きをおすすめするのですが、高山病対策にて水分を大量摂取すると当たり前ですが必然的にトイレも近くなるわけで。その面でもトイレ付きのバスを選ぶことをおすすめします。

高地順応

最後に言うのもなんですが、いきなり標高が高い都市に行くのではなく、日程に余裕を持って、順を追って標高を高めていくことをおすすめします。

私の場合ですが…
ペルーのリマ(標高0m)二泊三日

ペルーのクスコ(標高3,400m)四泊五日(途中一泊二日マチュピチュへ)

ボリビアのラパス(標高3,640m)三泊四日

ボリビアのウユニ(標高3,700m)三泊四日

チリのアタカマ(平均標高2,000m、高いところで4,000m前後あります)二泊三日

チリのアタカマを超えたら後はそこまで標高が高くないので、あまり高地順応のことは考えないで旅程を組みました。
ダイアモックスを服用し始めたのはリマを出る前日。

上記の旅程の注意点としては、リマからクスコ行きのバスが標高もそうだし、大遅延発生しがち、道もグネグネでなかなかしんどいこと。また、ラパスの標高の高さが異常なこと。(富士山よりも高くてその際の旅行記はこちら

上記留意して、良かったら参考にしてみてください :))

高山病エピソード

高山病だとどんなふうになってしまうのか、私が南米で出会った人々の7~8割くらいが軽度重度の高山病に罹ってしまって居た気がします。(そのくらい南米旅にとっては身近なのです泣)
その方々のエピソードを紹介したいと思います。

ケース1. 頭痛と吐き気
私もなんだかんだで軽く高山病に罹りました。

ラパスなどの高地で疲れが半端ない!てのはあったのですが本格的に高山病に罹ったのはメキシコシティに居る時。メキシコも高地にあることを知らず(笑)、完全にノーマーク且つ疲れもめちゃくちゃ溜まっていた頃でした。

メキシコシティからサンクリへと向かうバスの中で寝ていたのですが、目覚めた瞬間とてつもない吐き気と、頭が割れるんでないか??ってくらい酷い偏頭痛に見舞われました。
当時、先述した通りノーマークだった私は水も十分に持っておらずとにかくしんどかったな~。
とりあえず日本から持ってきた鎮痛剤を飲んで少しだけマシになったけれども、こんなに酷い吐き気と頭痛は久々だったので焦りました。

ケース2.肺水腫

重症のパターン。パラグアイで出会った友達が、高山病にて肺水腫になってペルーで入院していたということを聞きました。その人はペルーからボリビアに入った途端体調不良で寝込み、発熱、頭痛、手足のしびれ、悪寒などを患っていたそう。それで病院に行ったら肺に水が溜まっているということで入院。数日で回復したそうですが怖いですね…。

追記でいうとこのようなパターンがあるのでやはり海外保険は入ることを強く強くおすすめします‥!クレカ付帯じゃないものを!

この他にも先述した通り南米で出会った7~8割の人が高山病を患っていて、これ以外は基本頭痛や吐き気で何日も寝込んでケースがほとんどだったと思います。

最後に

何度も言いますが、高山病対策は抜かりなく…!!!
例え頭痛や吐き気だけでも異国で、しかもインフラに不安を覚えるような国での体調不良は想像以上に不安を覚えます。
せっかくの南米旅、防げるものは未然に防いで、全力で楽しんで頂けたらと思います!

今回も読んでくださりありがとうございました!

😉💐


世界放浪記、節約術、自分のこと
色々と綴っております。
良かったら他の記事も読んでくださいな😊

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