見出し画像

しんやの餃子世界紀行 Vol.21

「縁の下にスペース余ってますか?」

今日は東京のプレオープン。

プレオープンと言っても店にたどり着くとまだ店は完成しておらず、これは
プレ準備?
と錯覚。

でも、守屋一人でええ店作ってくれた。
夢を叶える男の推進力。

守屋のやりたいことがここにたくさん詰まってるんだね。

そしてこの場所でたくさんの人が楽しく飲むんだなって思うとワクワクする。

楽しく餃子を突くんだと。

守屋が作りたかった餃子世界東京は今、プレオープンのプレの段階だったけど確実に上へ上へと昇っていく。

天井に飾られた龍が如く。

店にかける簾どうするか問題を守屋とアンディが話してる。

細い糸が連なった暖簾。

それをアンディがめちゃめちゃに巻くから絡まっちゃってどうにもならない。

地獄みたいな暖簾。

解けば新しくダマができて、直しても直してもまた新しい魔物が生まれる。

不器用なアンディが焦って直そうとして、また新しいダマを作ってまた焦る。

「もういい!」

と暖簾をさらって解いていく。

アンディが直立不動でその様を見ている。

かわいいかよ、アンディ。

「ほら、こうやって解くんだよ!」

と振り返ると、アンディ爆睡。

疲れてたんだろうね、アンディ。

よくがんばったね。
先輩は解くの頑張るね。

その様をむっしーくん手伝ってくれる。

キンキンくんは明日のライブペイントの準備。

二人とも寡黙な感じ。
アーティスト気質。

むっしーはVJ担当。
壁に描かれる下書きは、きっとドラゴンの絵なんだけど、どんな息吹をこの店に吐きつけるのだろうか。

「わかった!龍がテーブルの餃子奪って食べてる絵でしょ!」

「あ、そういう解釈もありますね」

なるほど。
違うのね。

とりあえずわかった。明日の完成楽しみにしておく。

守屋とアンディと買い出し。

ほっとくとあっちゃこっちゃ行っちゃうもんで、これだから独創的な二人は。

リードに繋いだ犬にガンガン引っ張られている気分。

でもそれが2人の良いところで、しんやにないところ。

羨ましいと思うところ。

この2人(まああと萌Pとわかなか)と一緒にいるとその才能が羨ましいなって思う。

でもあるものはある。

ないものはない。

ないものを求めるより、あるものを伸ばした方が良いんだ絶対。

だから各々があるもので各々のない部分を補っていこう。

しんやはお父さんになろう。
ダメなものはダメ、良いものは良いってちゃんと導くお父さんになろう。

母子家庭だけどなれるかな?

なれるよね。

この体の大きさはきっと父譲り、知らんけど。

だからみんなを大きく前に進ませてあげれる縁の下のお父さん。

そうだね、それがいい。

池袋の汚さが靴底を気持ち悪く染めるけど、この街に行く機会がある。

その機会が増える、これから。

しんやは餃子世界東京で、働くんだから。

いいなと思ったら応援しよう!