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しんやの餃子世界紀行 Vol.46

「星島奨、皿洗い踊る」

今日は念願のしょうと一緒にシフトに入る日。

待ち焦がれに待ち焦がれ、今日やっとこの日を迎える。

ダンサーとしての腕も確か、センスも抜群。

踊って喋れる、岡山で3人出会った天才の内の1人。

それが星島という男。

今日で出会って3日目。
もう最初会った時から最高のやつで話したくて仕方がなかった。

オープンして一発目、しょうの友達が2名。

しょうのダンスのクルーの友達とサークルのお友達。
ヤスくんとけんしくん。

一発目のお客さんとして最高の形で盛り上げてくれる。

ひろきくんとりゅうやくんが来店。

ひろき、僕と同じ名前やん。
りゅうや、親友の名前。親近感しか湧かない。

ピザを焼きながらタトゥーの彫り師として頑張るりゅうやくんといかつい見た目に似合わず動物と料理が好きなひろきくん。

踏み出した1人と野心を抱く1人。

共に1998年代世代、岡山の1998はぶっ飛んだ天才しかおらん世代。

しょうも交えながら話す。

「いつかアメリカ行ってショットガンで生意気なクソガキ脅してきったねぇ犬飼ってトレーラーで暮らすのが夢なんすよ」

ってりゅうやくん。

どんなぶっ飛んだ夢やねん。

確かに映画の中の世界ってそんな感じだよね。

一見いかつい見た目の2人だけど心がすごくまっすぐで、力強い。

ひろきくんは夢の話の時に少し曇った目になる。

きっと焦りを感じてる。

でも大丈夫。
焦りが一番ダメ。

自分がいいと思う道に乗ったかなって思った時に前に進んだって間に合う。

見切り発車だなって思っても大丈夫。

まだまだ取り返しが効く。

僕はきっと君たちがこれから進む道を常に見ることはない。

でも絶対明るい。

動物が好きで、料理ができる男の夢を邪魔するような野暮なやつなんていないのよ。
この世界って。

だから自分が信じた世界を進もう。

それがショットガンでクソガキをビビらせる世界戦でも大丈夫。

Maid in Japanガンガンでいかせてもらおう。

また話したいな、りゅうやくんピザ食いに行くわ。

しょうのダンススクールの師匠と新潟からきてたダンサーの方、女性2名。

しょうもリスペクトしてるし、しょうをリスペクトしているのも感じる。

そういやしょうの師匠も1998。

イケすぎ、岡山のbone to 1998。

僕はしょうに本気で世界をとってもらいたいと思ってる。

とれると思ってる。

こいつの才能が花開く場所が岡山でも東京だろうが、世界でも。

どこでもいいんだ、てっぺん目指してくれたら。

その器の男だと思ってる。
星島奨という男。

そのための道を明確にしてくれる3人なんだろうなって思うんだ。

技術もメンタルも。
もちろん、そこにはヤスくんならびにクルーのみんなや友達のけんしくんの支えや努力も不可欠なんだろうと思う。

ぶっちゃけそんなに会える仲でもないし、これからもどれだけ会えるのかわからないけど。

俺はお前がてっぺん目指すなら全力で付き合うよ。

だから、師匠含め皆さんから色々学んでほしい。

任せました、先輩方。

如何せん、気持ちは強いけど。
踊れないんすよね。
僕。

そんなこんなですごい楽しい今日ももう終わる。

色んな人の夢を聞いて、なお前に進みたいと思うしんやはまだ死んでない。

死んでないんだ、死んでないよね?

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