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しんやの餃子世界紀行 Vol.59

「人は他人に活かされる」

自分の個性を尊重してもらいたい。

学生の頃までは部活動などで先輩と絡むことはあれど、1日の大半を同世代との時間が長い。

それが野に放たれていきなり周りの年齢がバラバラになってからの戦場で自分を保つのはマジでキツイ。

学生の頃は環境の変化はそれぞれあれど、同じ環境と文化の共有が個性の多少の均等化を行ってくれているから、なんとか生きていくことが出来た。

学校に行かない系革命家の方が話題だ。
確かに彼には個性がロボットのように見えるかもしれない。
でもいきなり社会に放り出されても生きていけない若者が増えることを考えると、多少脳死で周りに溶けるギミックを体に植え込む意味で学校に行く子供が増えてくれた方が良い。

結局社会は日本の学校を経験した人の集まりだから、そこに他国のカルチャーの話を持ち込んでも仕方がない。

むしろ彼はまだ若いから、そこに違和感があるうちに日本は捨てたほうが良いと思う。

話は逸れたが、社会に出て一番最初にぶつかる壁とは人間関係のHow toを学校で教わらない日本の仕組みではなく、自分より長い時間生きているという絶対に追い越せない不可侵領域の中で自分の個性を活かせない日々だ。

教育の仕組みと個性の発揮は密接に繋がっている。

小学校を1年生から始め、6年生でお山の大将になれた人も、中学校に上がるとリセットされてしまう。

それを高校・大学と繰り返して社会に出るとリセットの効かなくなる。

なんか前にも同じことを書いたような気がする。
でもまぁ良い。

逆に人は22年間をかけてこのリセットの効かない世界で生き抜くためにリセットを繰り返すチャンスをもらっている。

そこの意識がないからリセットの効かない大海原で人は溺れて沈んでいく。

俗に言う「洗礼」ってやつだ。

もちろんしんやも皆に倣い、この「洗礼」を浴びたこともあった。

いつか絶対殺すと決めた大人は3人いる。
4人か。

まぁでも、人生において4人で収まっているのは相当ラッキーな部類だろう。

僕は社会に出る上で、良い影響があろうが悪い影響があろうがその環境の中において、自分に影響力がある大人の数を1人に絞った。

その1人の言うことは150で聞いたし、その1人が反りの合わない人はいかに自分とウマがあっても適切な距離を置いた。

その1人が現れるまでずっと無能なまま耐えた。

自分が有能である自信があるかどうかは別として、しんやひろきの才能を活かし、声を上げてくれる大人の信頼にずっと応えることに徹した。

その大人が仮にポンコツなら、それはしんやに見る目がなかったと割り切るしかない。

「しんやってこんな人」ってことをその人が周りに広めてくれるような人のためにしんやの全てを尽くすことで、僕は超えられない世代の壁を越えようと考えた。

良いことばかりでなく、あいつは虎の威を借る狐だと揶揄する人もいたし、八方美人と陰口を叩く人もいた。

そんなマイナスの要素を言う人を抱きしめる。

それがしんやがここまでの人生で殺したい大人を4人に抑えることのできた大きな要因だったと思う。

自分をよく言ってくれる人が周りにたくさんいる人生をそれは気持ちの良い人生だ。

でもそれってセックスでなく、オナニーなのだ。

毎日同じエロ動画でオナニーをできる人間ってほとんどいない。

でも同じ1人とセックスすることはあり得る人生だ。

オナニーは手軽に気持ちいいけど、一発勝負のセックスの方が断然気持ちがいい。

だから僕は自分を良く言う大人をなるべく減らして、自分をよく言わない大人をどうやったら味方に出来るかに注力できた。

0をプラスに変える作業よりマイナスを0に持っていく作業に集中するために、自分を良く言う大人が多い人生は、自分の陰口を叩く人を増やしてしまうことと同義だから。

だから信頼できる大人は1人の方がやり易い。

と言う理論。

まだ顔も知らない人が自分をマイナスに思うなら、会った時に全力でリスペクト示すだけですぐマイナスは0に変わる。

すでに会ったことがある人が自分をマイナスに思うなら、それは自分を尊敬している人に対して嫉妬しているケースが多かった。

幸い人生の中で僕がリスペクトする人は他人の評価をあまり気にしない人が多かったから、今まで書いたような考えをしっかりと尊敬する人に伝え、その尊敬する人のマイナスプロモーションを行う了承を頂いた上で懐に取り込んだ。

でもまぁ。
自分が尊敬する人をよく思わない人は基本捨ててたような気がするけど。

それでも相容れない上に、自分にとってマイナスでしかない人が4人いたよって話。

このやり方ができなかった世界線のしんやはとうの昔に誰かに刺されて終わっている。

自分の個性を発信するのは他人。
そしてそれは信頼関係の上で、全力で向き合った人しか発信してくれない。

なのになぜ人はたくさんの賞賛を集めようと必死になるのだろうか。

これが少年革命家しんやひろきが社会に出る前に導き出した1つの生きる戦略なのである。

生意気だし、捻くれてるし、胡散臭いでしょ。

それでも結構。

大人の階段を登るうちに、上はどんどん減っていき、下がどんどん生えてくる。

何度も言うけど、僕は君たちの良いところを良いと言えるよ。

悪いところは悪いしね。

そこに正面からぶつかってきたつもりだし、それはアドバイスではなく単純なリスペクトなんだ。

そういう大人になりたかったし目指している。

だって僕が尊敬する大人は、僕をそうやって上へ上へと成長させてくれたから。

あぁ。
今日の記事を言語化するの、疲れるなぁ。


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