【読書ログ】「数値化の鬼」を読んで未来を変える「変数」を見つけ出す


Target この本で学びたいこと

数値化の重要性と具体的なやり方

Before 読む前の状態

定性的な課題設定が多く
仕事の前回評価が定量的な成果をもっとあげてほしいという内容だった

After 得た気づき

1.数字は不足を見るためのもので自分に都合のいいものを見るためのものではない

2.数字を未来を改善するために使うことで数字と向き合うことが楽しくなり、数字を好きになれる

3.自分の1日の行動を数字で振り返ってみることで実際に数字に落とし込むということをやってみる

4.数値化をすることで失敗を認められるようになる(失敗しなくなるのではなく失敗を受け入れられる)

5.数値化をしないと、なんかだめだった、よくがんばったと自分に対して曖昧で甘い評価をくだしてしまう

6.○○力はにせものの数字(コミュ力や忍耐力など定性的なもの)
文系人間感覚人間が使いがち

7.英語力をあげる、ではなくTOEICで900点取るといったように数値化することで逃げ道をなくす
痛みは筋肉痛のようなもので成長に必要

8.仕事ができる人=評価者からの評価を得られる人、さらにいうと評価者との間で認識のずれがない評価(数値化された評価)を得られる人

9.PDCAにおいてPからDへ移る際にタイムロスが大きいのが新人
Dの行動量が重要
理解や腹落ちは遅れてやってくるのでまずやってみてこうだったのかと気づくのが正しい順番
まずは言われた通りにやってみる

10.KPI=目標を達成するための数値化された指標
 数値化された定量的なものでないと意味がない

11.疑問に思うことを1つ1つ確かめる人より与えられたことを素直にやる人のほうが上達する。まずは体で覚えて成長してから疑ってみる。その順番がPDCAでも求められる

12.部下がKPIを大きな目標と誤解しないようにする。あくまで本来の目標を達成するための指標でしかない

13.行動すべきことを分解して何がP(目標)で何がD(行動)なのかを明確にすることで部下が動ける

14.社員全員が記憶できる目標が大事。評価項目が多すぎて覚えられないと意味がない。多すぎる場合は上司に「達成すべき数値は何か」コンセンサスをとっておく

15.定性的なものでも数字で測れる部分を見つけて極力数値化する
 不可能と決めつけない。また一度決めたら変えないのではなくその数字に意味があるのかを考え続け、臨機応変に変えていくことも大事

16.個人は自分の数字だけを達成するのではなく、あくまでチームや所属部署の成績をあげるために存在するという意識を徹底させる

17.プレイングマネージャーであっても個人の実績は評価せず、組織やチームの実績だけを評価する

18.識学では「すべての人は成長する」という考え方が根底にある

19.「量」よりも「質」が上回り「質をあげること」が目的になることは大問題。行動量ファーストで、それをキープしつつ確立をあげていくのが正しい順番。
逆に失敗を恐れて失敗に対する情報を集めすぎると働かない評論家になってしまう

20.行動量を増やすためには最初の工程を増やすことが大事
フローの各工程の数字をみてどこに問題があるのか整理する(問題の変数を明らかにする)※変数=その数字が変わることでほかの数字(結果)が変わる数 

21.変数を見つけるためには「なぜ?」を繰り返す

22.頭の中で妄想するのではなく実際に行動した数字から考えていく
いくら脳内でシミュレーションしても意味がない

23.仕事のプロセスをわけてどこが問題なのか探しながら試行錯誤する
これを自分でやって自分で解決するからこそモチベーションがあがる
上司や会社が踏み込む問題ではない
部下を子ども扱いしてモチベーション管理までしてやる必要はない
それが部下の成長を止めてしまう

24.数値化した目的があれば会議は成立する(〇の業務改善のために〇個のアイデアを出す など)

25.人間はやったことに後から意味付けをする。意味がなかったということを認められない。いかなるときも目標が何であるかを忘れない
「変数だったかどうか」の客観的な判断が重要
やったことに意味付けをするのではなく明らかに結果や成果につながったことを見つけ出す
それがPDCAのCですべきこと

26.PDCAのCで数値化して確認出来たら次のアクションにつなげる
それは
うまくいってたならその調子でさらに攻める/失敗しているならほかの方法を考える
仮説はあくまで仮説であり、目標の達成に数字的な変化があるのであれば仮説は変数になる

27.知識のブラックボックス化を許さないのは組織で働くうえで重要なこと

28.変数ではあるけれど重要度の低い変数にだまされない

29.「変数が何なのか」という軸を持つことで仕事の目標設定がズレなくなる

30.変数は放っておくと増える。すると考えることが増えてしまう。目標は5つが限度。KPIが多すぎたり社内の変数が多かったりすると余計な事を考える時間が増えてしまう
変数を捨てるという考え方も大事

31.ある投資家はやりたいことを10個書き、上位3つを今すぐやるべきことと設定したら残り7つはやらないことリストにする
そうすることで最重要事項である上位3つに集中できる
 目の前の課題にいっぱいいっぱいだと何が重要かの判断ができなくなる

32.変数を減らすには
 ①個人としてほかに変数がないかを考え前例を手放す
 ②上司として「それは変数ではない」と指示をする
 成果のでないKPIを見直す、それをちゃんと指摘することがリーダーの存在意義
 間違った努力についてはそれは変数ではないと認知させる
 そこまでやって初めて部下にFBしたことになる

33.近年はやっている「心理的安全性」は「仕事の基準が高くないと生ぬるい組織になる」という条件が前提。感情的な罰で不安をあおるのではなく数値化によって意識をあげる

34.過去には目標に寄与していたKPIも目標の数字に反映されないのであればそれは変数が定数になったととらえるべき

35.変数を見つけると優先順位をつけることができる 
 売り上げがおちたり成績が落ちると冷静になれなくなる
 そういう時に手当たり次第に思いついたことをやるのではなく数字を探り出す

36.短期的な評価と長期的な評価をわける
 評価期間(半年など)中に結果がでないことについては
 結果がでることを見込んで、実施したことについて評価をする
 成果が出たタイミングでまた評価をする二軸で考える

37.部下が成果が出なくて落ち込んでいるときに、数字を横において優しい言葉をかけるのではなく「何が足りていないか」を明確にしてあげることが部下成長につながる(遅れて感謝される)

TODO 今後実際にやること

1.数字に苦手意識をもたず、積極的に活用する

2.自分をよく見せるために期末に数字を集めるのではなく
 期初に問題解決のための不足を見るために数字を使う

3.自分が今年目標としている「怒らない」を数値化する
⇒ソウルジェム形式

4.数値であらわになった失敗を受け入れることに慣れる

5.「〇〇力」という定性的なものは定量的に測定できる部分を考える

6.評価者、被評価者に対して評価基準を数値化して目標・成果に対して認識のずれがないようにする

7.目標設定に時間をかけすぎず「まずはやってみる」精神でPDCAのD(行動量)を増やし、サイクルを高速でまわす

8.KPIをきちんと定量的な目標に落とし込む

9.指示されたことは疑わずにまずはやってみる
 やってみた結果を根拠として疑うのはあり

10.目標は5つまでに絞る(部下に対しても同様)

11.部下には個人としての数字はチームのためにあるという前提を理解させる

12.「すべての人は成長する」という意識を前提とする

13.行動量ファーストで、質はあとから確立をあげていくもの

14.各工程の中で変数(その数字が変わることで結果が変わる)を見極める
 特に大きな影響を及ぼす変数を重視する

15.「なぜ」を繰り返すことで変数を特定する

16.脳内でシミュレーションすることに意味はない
 とにかく行動して確かめる

17.会議をするなら数字的な目的があるものにする

18.部下を子ども扱いして成長を止めない
 変数がどこにあるのかを自力で見つけ出すことを経験させる

19.やったことに後から無理やり意味付けしない
 意味がなかったことはそうと認める

20.PDCAのCでは数値化して行動を評価する
 Aは、Cの結果うまくいってるならそのままアクション
 いってないなら別のプランをたてる

21.変数は放っておくと増える
 過去には変数だったが定数になったものや
 優先度が低いものは捨てていく

22.リーダーとして「これは変数ではない」と判断する

23.短期的な評価と長期的な評価の二軸で評価する
 (短期的に成果がでないものは途中過程の数字を評価する)
 例)短期的⇒QAを〇個つくった
   長期的⇒問い合わせが〇%減った

24.成果が出なかった部下との評価面談では
 何が足りなかったのかを客観的な数字から伝える

まとめ

数字は人の価値を決めるものではなく
目標達成のための「変数」を見定めるために使うもの
数字に苦手意識をもったりプレッシャーに感じるのではなく
成長の味方ととらえる

※変数とは結果に違いを及ぼす数

PDCAサイクルで重要なのはD(行動量)であり
Pはあくまで仮説でしかなく
行動したことで明らかになった数字から
仮説が変数だったのかをCheckして
上手くいっているならそのまま
失敗したならまた別の仮説をたてるActionをする


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