2024年が過ぎ去るその前に
こんばんはタモンズ大波です。2024年の大晦日です。
今ベットでnote書いております。12月30日にインフルエンザAを発症してしまい、この師匠も走る忙しさといわれる師走に仕事に穴を開けてしまいました。大変申し訳ありません。あと2日のところで力尽きまして、ゴール目前で繰り上げスタートの鉄砲が鳴らされる箱根ランナーの気持ちが少しわかりました。
これでもかというくらい寝て、それでも無理して寝てるので毎回変な夢見てます。変な夢にも飽きたので久しぶりにnoteを書こうと思いました。
ちなみに1月3日までは自宅療養です。マネージャーと安部さんのグループラインで私がインフルエンザAになったことを告げて安部さんに謝罪をしました。ありがたいことに全ての日仕事が入っていたので全てキャンセルにしてもらうことになったんです。安部さんどうします?とマネージャーが尋ねたところ、いけるところは全部漫談で出るでぇーと即答してました。
めちゃくちゃかっこよくないですか?LINEなんでわからなかったですがおそらく甲高い声で出るでぇと言ったと思います。僕なら絶対休みますよ。頼もしすぎます。最も怖いのが彼R-1出てないんですよ。こういう時って普通R-1でやったネタとかやるんですけど、彼はR-1も出てないのに即答でコンビのピンチを漫談で対応してくれようとしてるんですよ。変態です。そんなに金ないのかなぁと思わせるくらいのハングリーさ。かっこいいですね。
なのでタモンズはしばらく安部さんに任すとして僕はベットで2024年を振り返りたいと思います。
2024年で1番興奮したのは間違いなく2月18日。
囲碁将棋さんの20周年のライブを日比谷の野音でやるってことでゲストで呼んでもらった。
囲碁将棋さんっていう漫才師は二つ上の先輩漫才師でタモンズが背中で教えてもらったいわばこの世界の唯一の師匠みたいなもんです。
憧れて追い越したくて勉強させてもらっての繰り返しの人生の中囲碁将棋さんが20周年を迎える。
日比谷の野音って2000〜3000人くらい入るのかな?詳しい人数はわからないけどそんな中で漫才をやってる囲碁将棋さんがとても輝いていた。
この人らについてきて間違いじゃなかったなぁと思うのと同時に幸せそうでよかったなと心から思った。
ゲストでステージに立たせてもらった。
くだりをやるという箸休め的な時間だったがお客さんの前に出た時の圧巻さは今でも忘れない。
くだりを終わって囲碁将棋さんの漫才がまた始まる時安部がぼそっと漫才やってみたいなと呟いた。
くすぶりの狂騒曲でもお馴染み安部の呟きだ。
その時に僕の夢は決まった。
タモンズも2026年20周年で大きいところで単独ライブをやる。
野音までいけないかもしれないけど努力して少しでも大きいところでやる。
その一歩として2025年1月22日に座高円寺で単独ライブをやる。
座高円寺はキャパ300。これをあと2年でどこまで大きくできるか、これに全てを注ぐ。これのきっかけをくれたのはやはり囲碁将棋。タモンズの前には常に囲碁将棋のいう指針があってとても走りやすい。
2024年のビックニュースといえば5月のタモンズTHE SECONDファイナル進出。
去年のTHE SECONDでノックアウトステージで三四郎さんに負けてから常に考えてたポットA。ポットAとはTHE SECONDでしか使われない日本語で予選会上位8組のこと。これに入るとブロックのトリが確約される。
ポットAに入ると入らないとでは戦いやすさがかなり変わってくる。とにかく今年はポットAを取るためだけに時間を費やした。予選会出番はその日の大トリ。こんな先輩ばっかりで大トリを任せてもらってるってことは期待されてる証拠だとなんの確証もないことを自分に言い聞かして自分を奮い立たす。
誕生日プレゼントのネタをやった。
ウケたような気がしたがポットAを取るんだという無我夢中さで集中しすぎてあまり出来はわからなかった。
でも終わったら会う人会う人おめでとうとか絶対大丈夫とか言ってくれたので少しは安心したがポットAかどうかは不安だった。
結果はポットAだった。心底嬉しかった。狙いに行って掴めたのが今回がはじめてだったので福岡空港で歓喜した。
ノックアウトステージを突破して決勝戦、結果はベスト4敗退。
来年もあのキラキラした舞台に行きたい。セカンド終わって優勝しないとと強く思った。今年は優勝するために時間を費やしたので来年優勝を掴み取りたい。
来年はトットさんもダイタクも参戦する。相当強い。トットさんなんか最近一緒になると恐ろしいほどおもしろい。セカンドにバチバチに指針があってる。みんなと一緒にフジテレビのゴールデンで漫才出来たら最高だ。大会を開催してくれるフジテレビにまず感謝してノックアウトステージの時までしっかり準備しよう。
それに連れて詩芸ツアーの客足も多少伸びた。地方に行った時に以前より見に来てくれる人が増えてる時
は本当に嬉しい。セカンドで見てというお客さんも非常に増えてやっぱり全国の賞レースのすごさを実感する。そんな人をがっかりさせないようにまた何度も見に来てくれてる人をまた見たいと思わせるように詩芸ツアーも毎月回ってきた。格段に去年より漫才に幅が出てきたように思える。やはり習うより慣れろだ。今年はどの漫才師より漫才をしてきた。月2回60分漫才をやってる漫才師はいない。上手くならないけりゃ嘘だ。その反面自分たちは天才じゃないと改めて思い知らされる。泥臭く進んでいくのがタモンズには合ってる感じがして好き。詩芸ツアーも2025年に47都道府県全て回り切って終わりを迎える。
是非来年お近くの行く時があったら見に来て欲しいです。
そして8月大宮でタモンズの1日イベントを開催した。これは前回書いたので割愛するが、本当に嬉しかった。4公演全てチケットが完売したことが本当に嬉しくて嬉しくて震えた。18年間なにをやるにもチケットの問題で出来なかったタモンズが初めてクリア出来た。らぶです。
この日を境に囲碁将棋さんの野音で見た夢が進み出したんです。チームでいけるかもとなって多聞会、単独ライブへと進んで行った記念すべき日。
チケットが売れてなかったら野音で見た夢は夢のまま進んでなかった可能性すらあるんで本当に皆さんらぶです。
あと1番度肝抜かれたライブは福井さんの丸眼鏡日記。
これはGAGさんの大宮1日イベントの一つのイベントなんですが、このイベントが本当にすごかった。
タモンズはよしもとお笑いライブシーンではかなりのトップランカーであり、ありとあらゆるお笑いライブに顔を出してるんですが、面白くて笑えるライブはいっぱいあるんですけど、この丸眼鏡日記はその向こう側といいますか、面白くて笑えてのはもちろん、それ以上のものをくれるというか。僕の中で間違いなくベストライブでした。すごすぎて震えました。
見てない方へ軽く説明すると福井さんが自身でつけてる日記をただ読むだけの60分なんです。僕らはそれを聞いてるだけでほぼ福井さんしかしゃべってないです。
しかもエピソードトークをしゃべってる感じじゃなく椅子に座って淡々と日記を朗読してるんです。
これだけ聞くとすごくシンプでなんか退屈そうと思うでしょ?これがめちゃくちゃ面白いんです。
味付けを塩だけにして究極にシンプルに提供したら福井さんという人間の旨みが溢れ出てめちゃくちゃ面白いんですよ。
お笑いライブって色んなコーナーやトークとかあの手この手の演出でみなさんを楽しませます。
でも丸眼鏡日記は演出とか一切なしで素材の旨みのみで勝負。お笑いライブ界の割烹です。
逆にいうと素材が美味しくなかったら終わりです。
福井さんが何を考えてるか脳みそを見たいと思わせる人だからこそ成せるライブ。あれを出来る人はこの業界でもそうはいません。僕はそういう人にすごく憧れるしすごく惹かれます。
それが出来ないから超熟成ラジオで必死に動き回ってしゃべってます。
また丸眼鏡日記見たいです。
この時期と同じくらいに大波康平生誕祭もやっていただきました。大宮はまじ家族。ありがたい。
これも三公演完売でスタッフのK氏が来場者特典で作ってくれた名刺がキモすぎて笑えました。
みんなが手紙を書いてくれて泣きに泣いちゃいました。
仲間がいてくれたからここまでやれたんやと実感しました。このお笑いの世界は本当に厳しいので何の結果も出してない人間は淘汰されて当たり前の世界です。
僕らは本当に奇跡のコンビ。タモンズが生き残れたのはみんなが助けてくれたから。
それを表現してくれたのが年末最後のビッグイベント、くすぶりの狂騒曲。
大宮セブンを描いた大人の青春群像劇。主役はタモンズ。この映画を見たらタモンズが生き残れた意味がわかると思います。
M-1に夢見て出れなかってやめていった芸人が山ほどいます。その中でもなんでタモンズだけ映画になったのか、それはただ仲間がいたからです。
仲間がいたから物語になったし、続けてこれたんです。
これから何かを目指して頑張る人へ、実力を磨くのはもちろん傷の痛みを知ることも大事やと僕は思います。
とりあえず役者さん制作スタッフみんな最高なんで是非劇場でくすぶりの狂騒曲見てください。
2024年は色々ありました。激動気味でした。仲間と応援してくれるみんなに助けてもらって背中を押してもらった一年でした。
応援してくれるみんなが背中を押してくれるからチャレンジもいっぱい出来ました。
みんながいたから、夢も出来てそこへ向かって動き出すことも出来ました。
ありがとうございました。
2024年はホップとしては上々の一年やったと思います。
2026年20周年へのカウントダウンラストの2025年はジャンプへ向けてしっかりステップでパワーを溜め込みたいと思います。
そのためにはみんなの力が必要ですので2025年もタモンズの船を乗り込んで大きいところ一緒に目指しましょう。
良いお年を。
1番感動したエンタメは海に沈むダイヤモンドね。
鉄平が端島見えるところにコスモスいっぱい植えてたところを朝子が見つけたシーンは体の水分が全部出たね。
ではまた来年ーありがとー!
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