Figavoyage奮闘記
こんにちは!MetaVoyage実行委員会メンバーのmoriです✋
もう半年も経ってしまいましたが、9/28に開催したFigaroさんとのライブ、
『MetaVoyage Live Project vol.2 with Figaro』
お楽しみいただけましたでしょうか…!
今回は個人目標にスキルアップをかかげ、企画・音響・デザイン面で携わりました!Figaroさんとのライブをどのように形作っていったのか、裏話もしつつnoteに記録していきます😊💐イベントから長らく時間が空いてしまい恐縮ですが、お時間のある方はぜひ読んでいってください!
アーカイブはこちら!
1.新体験をおとどけ!企画班
はじまり
Figaroさんに初めてお声がけさせていただいたのは、2024年のお正月気分もようやく抜けてきたころ。前回同様盛大に緊張しながらメールを送り、快諾のお返事をいただき、プロジェクトがスタートしました。
まだ寒いうちから数回、第一弾のライブを挟んでまた数回念入りに打ち合わせを行い、Figaroさんには長らくプロジェクトにお付き合いいただいています。本当にありがとうございます。
第二弾となる今回、企画班含めメンバー全体でなにか新しい取り組みもしたいよね、と話していました。そして選んだ案が、NFTとアクリルスタンド企画。ライブ本編以外にもファンの方に楽しんでいただけるものを作りたくて、企画・統括のNagiを筆頭にNFTを学んだり、魅力的なアクリルスタンドを考えたり、またSNS企画を模索したりと、想像以上に忙しい日々でした。
ここで新たな才能を発揮したのが、今回からSNS運用も担ってくれることになったKomameです。SNSの扱いはさることながら、視野が広く自分の担当外のことにも気づいてサポートしてくれたり、メンバー間のミーティングが行き詰まったときにサラっと話題転換してくれたりしてとっても助かりました。正直イベントを開催するには最低限の人数で、よく言えば少数精鋭、率直に言えば人手不足な実行委員会からすると、かなりの救世主でした。大感謝!
そして嬉しいことに、今回のライブを見てくれていた後輩数人が「実は興味があって…」と声をかけてくれて、なんと次から様々な方面でかかわってくれることに...!これまでもちょっとしたお手伝いをお願いすることはあったのですが、今回は自らやりたいと言ってくれてとびあがりそうなほど嬉しかったです。みんなが自分のやりたいことを見つけて、それをプロジェクトで叶えるお手伝いができたらいいなと思います。
追記:実は私たちMetaVoyage実行委員会は、大学のラボという授業から派生しています。そのラボの来年度の新規生が、なんと20人もいるそうです。私たちが入ったときは、同学年が4人しかいなかったのに…!中にはこのMetaVoyageプロジェクトに興味を持ってくれている人もいるそうで、ほんとうに嬉しい限りです。私たちは学年上、来年からのラボには自由参加という形になりますが、できる限り参加してラボを盛り上げていきたいと思います!
2.神がふたりも!?音響の道
成長痛
音響班は私がメインで担当しつつも、外部からの助っ人で音響に詳しい神(と呼んで教えを乞うています)のShochanに助けてもらっています。今回もそんな感じで進んでいくのかと思っていましたが、蓋を開けてみればなんとびっくり。
Figaroさんが普段使っていらっしゃるソフトとプロジェクトで使っているソフトが一緒だったので、神が2人に増えました。臨時多神教です。初回のリハーサルでFigaroさんが考えてきてくださったセッティングを組んで、あとはその都度修正していくだけ。あれよあれよという間に神(Figaroさん)と神(Shochan)の間でぽんぽん話が進んでいき、私は感心しきりながら眺めるばかりです。
これは音響担当としてまずい!と思ったので、二人の会話で出てきた分からないことを調べたり、後々聞いたりしてなんとか追いかけていましたが、やはり経験の差は莫大です。前提となる知識量がそもそも違うので、Aというひとつの文字を説明してもらうのに、アルファベットとはなんたるかをまず教えてもらうような状況でした。
あまりにも不甲斐なーーーーーーい!!!!!私は家で座学をすることに決めました。後回しにしていたソフトの説明書を読んだり、リアルタイムミックスのやりかたの記事を探したり。知らないことばかりで最初は大苦戦しましたが、知識がつくにつれて楽しくなってきました。神たちの言語を学び始めたことによって、だんだんと会話がわかるようになったこともいいモチベーションだったと思います。
そうこうしながら当日も音響にトラブルはなく、声とオケのバランスよくClusterに流すことができて、大満足でした。
曲とMCでFigaroさんの声の音量を変えたり、Clusterへの出力と録音を同時に行ったりと、前回にはなかった細かい調整にもトライしましたが、「ボタン間違えたらCtrl+Z!」と念じ続けた効果もあり(?)無事ミスなく終えられてよかったです。機材トラブルの際にFigaroさんが上手くつなげてくださって会場内にMCを流していたときには、イレギュラーな対応で冷や汗でした。もっといいミュートのタイミングあったなぁなどとアーカイブを見返した今は思いますが、焦っていた中で正解なんてわかりません。同じミスをしないよう対応リストにいれて、前を向くことにします。ファンのみなさん、トラブル時にも寛大な心で見守っていてくださってありがとうございました。
後悔もひとつまみ
けれど、まだまだ100点と言えない部分ももちろんあります。
まずは途中コメントで教えてくださった、曲間の準備中にFigaroさんやスタッフの声が小さく聞こえてしまう問題。これはメインのマイクではなく、VRヘッドセットのマイクが拾ってしまっている音でした。リハーサルの段階で気づいてはいたのですが、技術的にそちらのマイクを切ることはできません。ならばと考えたのが、他の音でかき消してしまおう作戦でした。曲の間に流れていた波の音には、実はそんな背景もあったのです。結果的にこのカモフラージュではFigaroさんの素敵なお声が貫通してしまったので、次回までに対策を考えておこうと思います。オフ感をお届けできるのも今回までですよ!なんてね。
そして、音が途中で途切れて聞こえてしまう問題。現状プロジェクトで使えるデスクトップPCは一台しかなく、これを音響で使わせてもらっています。性能は申し分ないのでこちらからの送信が途切れることはないのですが、ワールドに大きなエフェクトを出力したり、観客人数が多くなりすぎてしまうと、鑑賞端末によっては音がぷつぷつと途切れてしまうようでした。音のほうもクオリティーを落とさない最大の軽量化をしつつ、役割ごとのPC割り振り等も考えなおしていこうと思います。そして今、もう一台ラボのほうにPCを導入できないかと先生が動いてくださっているので、それも楽しみにしつつ!みなさんに質の良いライブをお届けできるように頑張っていきます!
追記:先生方の尽力のおかげで、新PCを2台も導入することができました!それぞれスペックが不安だった他の部分に回すことができたので、音響のクオリティーも担保しつつ、全体的にパワーアップしていけそうです。よかった~!まだまだ改善したいところもたくさんあるので、そちらに尽力しようと思います。
3.デザイン定期試験
今回、なんとほぼすべてのデザイン関係を担当しました!前回から色彩や配置について勉強したので、自分が今のスキルでどこまでできるのか知って、足りない部分もその都度学んでいくことが目標でした。
フライヤー
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前回はtuanoさんという方が担当してくださっていたので、私にとって新たな挑戦です!制作当初から固まっていたモチーフは、夜の海とライブ共通コンセプトの本。この本にはOPにも登場した、観客のみなさんをライブの世界にご招待する不思議なキーアイテムです。そこに思わず物語を聞きたくなってしまうような、すこしあやしげな雰囲気のFigaroさんを取り入れて、構想は完成。
ライブ情報の位置やロゴサイズなども考えながら絵を描くというのは初めてのことでしたが、先人たちの知恵と座学も相まってスムーズに制作することができました!(当社比)
フライヤーが素敵と言ってくださった方、見てますよ…!とっても嬉しいです。ありがとうございます☺️
YouTube(サムネイル、開始前蓋絵、緊急時蓋絵、終了後メッセージ蓋絵)
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サムネイル、とっっっっても難産でした。Figaroさんと言えば「流水のように歌うVirtual Singer」とTwitterのbio欄にもあるように、透き通った歌声がポイントです。そこからイメージするのは、やはり水色や白のような色たち。でもライブの楽しさ、ワクワク感もポップに表現したい!ここで大いに難航しました。透明感を意識するといまいちイベントの雰囲気が伝えられず、かといってぱきっとした色使いにすると一気にFigaroさんらしさが薄れてしまい、うんうん唸ること2週間。ええいままよ!と本人に聞くことにしました。さすがサムネイルや日々のお写真をご自身で手掛けていらっしゃるだけある。「ここの文字はこの色のほうがいいかも!」「これをもうすこし小さくして~…」と具体的なアドバイスをくださり、道が開けました。
Figaroさんはモーセだと言っても過言ではないと思います。ほんっとうにありがとうございます…!できあがったサムネイルたちを配信でも対面でも恥ずかしくなるくらいほめてくださり、頑張ったかいあったなあとしみじみしております😌
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緊急時の蓋絵は、出番がないのがいちばん。けれど、予想外のハプニングの間もみなさんがハンバーガーFigaroさんで笑っていてくれて、作ってよかったと思いました。あたたかいコメントありがとうございます。
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Clusterには写真撮影のおまけがあるので、YouTubeにはメッセージを。
個人的にはライブの高揚感を良い意味で引きずれるので、終演後のコメントや影ナレがあるとまだ浸っていいんだと嬉しくなります。いつか音響で影ナレも導入できたらいいなあ…。
Cluster(サムネイル、緊急時蓋絵、終了後蓋絵)
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実は、ライブのセットリストにはストーリーがありました。トワイライトの静かな昼から始まり、少女レイと怪獣の花唄で晩夏のような盛り上がりからの潮騒の夜。これをサムネイルにも取り入れたくて、Youtubeとは打って変わって夜の落ち着いたイメージにしました。また、ライブ会場のサイバー、ネオンっぽい雰囲気も取り入れました。
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NFTチケット
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まずNFTってなんだろう??というところから始まり、ライブのワクワク感を手元に残せるものといったらチケットでしょ!と制作開始。
しかしここで壁が!昨今のチケットは軒並み電子なので、私は紙の券面を見たことがありませんでした。調べたり、自分が好きなアーティストのチケットがどんな感じだったら嬉しいか想像したりと、楽しみながら作りました。みなさんの思い出に残れてたらいいな!🫶
そして購入してくださったみなさん、ありがとうございます!Figaroさんに還元しつつ、ご厚意で残してくださった分は活動費(特に機材費)として大切に使わせていただきます。
◆アクリルスタンド(つりさげ、ゆらゆら)
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アクリルスタンドも今回はじめての試みで、右も左もわからない状態からスタートしました。けれど作るなら特別感のあるものをお届けしたい!と色々模索していると、先生がこんなタイプもありますよ~と、吊り下げ型やゆらゆら型があることを教えてくれました。
世のアクスタのコツなどを取りいれつつ、いざ制作開始!アクスタのネット入稿の会社さんが出しているテンプレートなどを見て、土台とキャラクターのバランス感を探っていきます。2種とも重心の位置や高さが重要ですが、うまくいくかどうかは実際形にしてみるまで分からなかったのがつらいところ。前述のサムネイル作成に難航している私を見かねて、デザインが終わった段階で先生が引き継いでくれました。なんとか完成し、Figaroさんにサインをいただくのも間に合ってよかったです!だれかのお部屋でゆらゆらしていますように!
大量生産は制作の都合上不可能なのですが、ほしい、買いたいと言ってくれる方が多くてとても嬉しかったです。プレゼント企画にたくさんのご応募、ありがとうございました!
大感謝祭
デザインも絵も、ずっと作っていると見すぎてどうしたらいいのか分からない!あー!!!(心中大迷走)(焦り)という瞬間が来ます。そんなときにすごく助けられたのは、第三者の客観的な意見でした。Figaroさんと、いろんな意見をくれて褒めたおしてくれたメンバーのみんな、ありがとうございます!!目標達成!
4.これからの話
私たちMetaVoyage Projectのスローガンは、「誰かのはじめてを創る」。見てくれたファンの方には、VRライブという形を通して新しいFigaroさんの魅力をお見せできるように。Figaroさんをはじめて知った方には、こんな素敵な方なんですよと新しい出会いをお届けできるように。私たちは、イベントを通してみんなにはじめての感動を味わってほしいと日々思いつつ制作に励んでいます。
そしてそれは、演者のFigaroさんや私たち実行委員会メンバーにとっても例外ではありません。
Figaroさんが振り返り配信で「VRでライブをするのは初めてだったけれど、ファンのみんなが目の前にいることを感じられて嬉しかった」とおっしゃっているのを聞いたとき、ちゃんと私たちのメッセージが届いていたんだとこちらも嬉しくて、また新たなことに挑戦する活力にもなりました。ありがとうございます!
その「新しいこと」のうちのひとつが、このnoteを公開するときには明後日に迫った、2025年2月22日のリベンジ公演です。(今はリハーサル帰りの電車の中で最終チェックをしています☺️) 前回機材トラブルでやむなく中断してしまった「潮騒」と、新たなもう一曲をCluster限定ライブとして再演します💐前回からの時間で機材をアップグレードしたり、メンバーもスキルを磨いたりと、さらにパワーアップしたライブをお見せできると思います。都合上リアルタイムではClusterのみのイベントになりますが、来られない方も後日Youtubeに動画を投稿するので安心してくださいね!(※イベント内容そのものの配信ではありませんので、ご承知おきください🙏)
最後に、何度言っても言い足りませんが、Figaroさん、本当にありがとうございます。私たちの提案することを、毎回いいですよ~とご快諾くださり、かつVtuberさんならではのアドバイスで補強してくださって、本当にありがたい限りです。イベントのことを配信でお話ししてくださるときも、「学生さんの頑張りを見てあげてください」と呼び掛けてくださって、もう感無量です。どう考えてもいい人すぎるので、Figaroさんにはたくさんいいことが起こってほしいです!!手始めに宝くじが当たるよう、切実に願っておきます🍀
前回も今回も様々な立場の大人の方から言っていただけたのが、「学生のうちにこんな経験をできるのはすごい」ということ。機会や環境に感謝しつつ、慢心せず、期待にこたえられるように精進していきたいです。
今も、第3弾・第4弾に向けてミーティングを重ねています。
これからも末永く、応援していただけたら嬉しいです。
Meta Voyage実行委員会について
Meta Voyage実行委員会はVRやVtuberに興味がある大学生が集まり、UnityやBlenderでのワールド作成、Meta Quest体験、SONY mocopiを使ったモーションキャプチャーなどメタバースについて学び体験することで様々な可能性を探すことを目的に日々活動しています。
<関連リンク>
X(旧Twitter):https://twitter.com/metaVoyage_pj
clusterアカウント:https://cluster.mu/u/meta_voyage