【生産者インタビュー】糖度20度以上!貴重なレッドキウイを届けるスマイル農園たかの
こんにちは!広報担当の林です。
Pocket Ownersのnoteへようこそ♪
Pocket Ownersに参加くださっている生産者さんの熱い想いを、もっと皆さんに知ってもらいたい!ということで、オンラインインタビューを行いました。
今回は、珍しいレッドキウイを育てる、スマイル農園たかのの鷹野友紀さん。
糖度20度以上!甘くて貴重なレッドキウイをはじめ、おいしいフルーツを丹念に栽培されています。
農業への愛もたくさん語ってくださいました♪
-どんなものを栽培されているんですか
キウイフルーツを中心にして、ゆずやイチジク、ビワを栽培しています。
-栽培方法のこだわりを教えてください
まず最初に栽培したときには、消毒をせずにやっています。
消毒をしないでできなかった場合に初めて消毒をするっていう形で、基本的には無農薬だったり減農薬っていうのを心がけているんですね。
口にするものなので、なるべく農薬は少なくした方がいいと思っています。
-でも消毒をしないとなると、苦労も多いですよね
収穫まで至らないことも結構ありますし、収穫してからでも販売までに傷んでしまうこともあります。
-どうやって乗り越えていらっしゃるんですか
なるべく農薬を使わないような形で枝の管理をしたりだとか、あとは虫だったら農薬を使わないようにトラップで先に捕まえておいたりなどの形で対応しています。
-スマイル農園たかのさんの強みはやっぱり農薬を極力使わないことですか?
そうですね。それもあるんですけれども、一番は味にこだわっています。一番おいしい状態で収穫できるようにして、お客様に喜んでもらえるように考えています。
-メインはキウイとおっしゃっていましたが、どんなキウイですか?
大きく分けて3種類作っているんですけども、中が緑の普通のキウイとゴールドのキウイ、あとは中が赤いレッドキウイです。
レッドキウイは少し珍しいんですけれども、すごく糖度が高くてコクがあっておいしいんです。糖度は20度を超えるものがほとんどなんですよ。
-それだけおいしいキウイがあるのになぜレッドキウイはあまり出回っていないのでしょうか
まず収量が少ないことが第一ですね。あと病気にすごく弱くて保存がきかないので、キウイにしては販売しづらいという点があります。
普通のキウイは収穫してからも半年ぐらい持つこともあったりとか、すごく病気にも強い作物なんですけれども、レッドキウイははすごく弱いものなんです。
-レッドキウイに挑戦しようと思ったきっかけは何ですか
初めて食べた時にすごく衝撃を受けたからです。すごくおいしいので作りたいと思い、植えました。
-農業を始めたきっかけはありますか?
大学時代は全く違うことを勉強していたんですけれども、農業に関係した仕事をしたいとずっと小さい頃から思っていて。農業も自分の職業の選択肢の一つだったので。
いろんなところを廻って、愛媛県の内子町で農業を始めることに決めました。
近くに農家さんがいたというわけではないのですが、家の庭に柿の木があったりとか、いろんな果樹が植わっていたりとかしていて、完熟のおいしさとかもその時から知っていました。
あとは中学生のときに自分でキウイフルーツを植えてみたりとか、そういうこともしていたので小さい頃から農業が好きでした。
-栽培されているフルーツ全体の特徴はありますか?
まず、完熟で収穫しているので、どれもすっごく糖度が高くて味が濃いです。味を第一にして栽培していますね。あとはさっき申し上げた通り、なるべく農薬を少なくしています。
-スマイル農園たかのさんがある愛媛県内子町はどんな街ですか?
まず自然がすごく多いところで、見渡す限り山ですね。山がいくつも連なっているところなんですけど、景色がよくて、星もよく見えます。すごくいいところです。
出身は神奈川県藤沢市というところで、江ノ島の近くで育ちました。
農業をする際に移住してやりたいなと思ったんですけども、移住先を探している時にいろんな所を訪れて直感でここかなと決めました。
言葉にするのは難しいのですが、空気感というか、何となく他のところとは違う時間の流れ方があって、ここだったら落ち着いて農業ができるかなと感じたのが理由ですね。
-農業のやりがいは?
お客さんに召し上がっていただいて、すごく笑顔になられた時に、その人の笑顔になれたなと思って、すごく幸せを感じます。
-逆に農業で苦労しているところはありますか?
自然が相手なので、台風なんかにも悩まされたりとかはあります。でも自然はどうしようもないので、ストレスはそれほど溜まらないんですよね。
自然に悩まされる反面、自然相手で農業ができているので、それは受け入れるしかないですよね。
農家さんってそういう考えの方が多い気がします。笑いながらああダメだったねっていう感じの方が多いです。
一応防風ネットを貼ったりとか、そういうできる範囲の対策をした上でのことなので、もうそれは受け入れるしかないですね。
-今の日本の農業の課題はどんなところに感じていますか
まずは担い手不足が一番かなと思います。
周りの方を見渡しても70代80代はすごく多くて、若い方でも60代50代とかなので、10年後に本当にやれるのかとか、その次の世代が出てきていないので、今すごく危機的なんじゃないかなと思っています。
次の世代が出てくるためには、農業でもお金になるっていうことが分からないといけないと思っています。稼いでいるよっていうこと、こんなにやりがいがあるんだよってPRしていかないといけないですよね。
-Pocket Ownersに参加しようと思ったのはなぜですか?
ご案内をいただいた時に、僕のことに興味を持ってくださる方や、僕の理念に共感してくださる方と直接やりとりができて、作物を通して僕の思いを伝えられたらなと思ったからです。
-今後の目標を教えてください
今まで通りなんですけれども、お客様に笑顔を届けられるように頑張っていきたいです。
それと並行して、耕作放棄地が少しでも出ないように、そうなるところを引き受けたりとか、なるべく日本の農業が廃れないように頑張っていくつもりです。隣接するところを少しずつ開墾して農地を広げたりとか、農業をやめられた方のところだったりとか、なるべく耕作放棄地が出ないようにしていきたいですね。
農業は景色も作っているかなと思っているんです。外を見た時に荒れていたら、そこに住んでいて悲しくなったりもするので、なるべくそうならないようにしたいなという思いがあります。
-Pocket Ownersのシェアオーナー制度を利用したいと考えている人に一言お願いします!
笑顔になっていただけるように頑張りますので、よろしくお願いいたします。
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