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年越し蕎麦を馬革にこぼす
仕事納めの本日、馬革のペンシース(今月のPLOTTERのイベントで購入した、HORWEENのレアレザーであるホースハイドヌメのもの)も持って出社しました。
お昼は年越しそばを同僚と食べようと温かい麺をテイクアウト。その汁でやらかしまして、結果、この馬革ペンシースを汁まみれにしてしまいました。
下の写真は、まみれた汁が乾いてからのもので、かかった直後のペンシースはもっと悲惨でした。
しかし、この馬革、乾くのが早い!
そこまでダメージを受けている感じもない!
こんな数分で汁を受け止めてくれたの!?
と感じさせる落ち着きぶりです。
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同革M5手帳の方は今回は無事でした。ただ、日々、手帳を掴む時に爪でガリっとやってしまいます。
そして、その跡のなじみ方は、今までの手帳では経験したことのないものです。
うまく説明できているか分かりませんが、「自分の皮膚のやけどや深い傷の跡と同じだ」と感じました。残ってしまうのだけれど、切られたまま残るのではなくそれを再生しようと頑張った跡のような跡というのでしょうか。
少し傷が癒されている気がするのです。
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同M5手帳は、万年筆のインクがついたままの手で触ったり、水がついたり、アルコールがついたり、日々危険にさらされているのですが、ペンシース同様、そこまでの大事故感を出しません。
水分がついた時点では、「水に浸ってしまった―!!」というような濡れた状態になりますが、その後は回復に向かいます。跡は残りますが、こちらのM5はもともとムラがある革肌だったので目立たないのが救いでもあり、ショックを受けることなく使い続けられています。
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「馬革は強い」という言葉を耳にしました。
「強い」って何だろう?と思っています。こうやって、使っていくうちに分かるものなのでしょうね。