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大阪発!日本一高級な鴨肉「河内鴨」—食育プログラムで食文化を広げる(河内鴨 ツムラ本店)
大阪のグルメと言うと、皆さんは何を思い浮かべますか?
たこ焼きやお好み焼きなどの、所謂"粉もん"がパッと思いつく方が多いでしょうか?
かつては「天下の台所」とも呼ばれた食の都・大阪、もちろんそれだけではありません。
大阪府内で生産される「河内鴨」をご存知でしょうか。
2019年にはG20大阪サミットの正式食材に認定された、最高級国産合鴨肉です。
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鴨肉特有の臭みやクセがなく、それでいて旨みが強く、生の「鴨刺し」でいただけるほどの品質の高さも特徴的です。
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今回は、この河内鴨を取り扱う大阪府松原市・ツムラ本店の津村佳彦さんにお話を伺いました。
創業は1870年。孵化から販売までを1社で担い、鴨肉を生産する
大阪府のほぼ中央に位置する松原市。松原市が属する河内エリアは、かつて鴨肉の一大産地として知られていました。徐々に生産者が減少していく中でも、1870年の創業以来、150年以上に渡って事業を続けられています。
企業の特徴としては、孵化、飼育、解体、加工、卸、販売までを1社で一貫して行っていること。
卵を産ませて孵化させ、大きく育てて解体作業、お肉にして消費者に購入していただくところまで。これら全てを目の届く範囲で行っているのは、食の安全性という観点からもメリットが大きいのだとか。
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生産者としての責任を果たす。これが企業としての最大の特徴であり、強みでもあるそう。
また通常の鴨よりも長い日数で飼育をし、手をかけ目をかけ、大切に育てているという点にもこだわっているそうです。
「食育プログラム」を通して、畜産農家として伝えていきたいこと
ツムラ本店では、子ども達への食育にも注力しています。
20年ほど前から行っているというのが、小学生を生産場に招いて行う畜産見学会。
畜産農家としての仕事、使命感、そして命をいただく大切さを伝えたいという思いから始まった取り組みだそう。都市部に位置する松原市内で生き物を育て、生産していることへの理解を広めていきたいという意図もあるのだとか。
「地元のお肉がどんなものなのか知ってほしい」と言う津村佳彦さん。コロナ禍以降は松原市内の小学校に年に1度、なんと100kgの河内鴨のもも肉を寄付。寄付した鴨肉は給食に使用され、市内の子ども達に提供されています。
過去には鴨の解体実演を行う、食育ディナーショーを実施したこともあるそう。
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こうした取り組みを通して、第一次産業の後継者を繋げていきたい、海外産品との差別化を図って国産品の消費を増やしていきたいと今後の目標について語ってくれた津村佳彦さん。
安心と安全を第一に、多くの方々に大阪の「おいしい」を届けるため、これからも発信を続けていきます。
(取材・執筆:PR 西宮)
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