#ポケットおきて 応援メッセージVol.07|たっちさん(札幌)
三瓶くんの舞台は想像力をかき立てられる。
何度も開きたくなる絵本みたい。
どちらかというと絵が中心で、活字があったとしても”物語”というより”詩”に近いと思う。音楽でいうと「たま」「大橋トリオ」かな。
明らかにオーロラのようなものがフワァ〜って放出されてる感じ。どこかにメッセージや芯のようなものはあるんだけど、それが見えそうで見えないのがまた良い。たとえ見えなかったとしても良い。それが違う形で、将来自分を形成する何かに変わったり、困難にぶつかったときに「あぁ、こういうことだったのか」と、後から他人の気持ちを理解出来たみたいに、いつか役に立つと思う。
以前ポケット企画の公演に、音楽で参加させて貰ったことがある。特等席でオーロラが見えた。それは、セットやセリフ全ての登場物が、互いを尊重し合い、主役にも脇役にもなれる親和性をもっているからだと、参加して分かった気がする。今回は藤川くんの素晴らしい音楽がついている。この作品も大阪の人や空気を吸い込んでまた新たなグルーヴを生み出して欲しい。