「実家を引き継ぎたい!親と同居中の方が気を付けたい相続ポイント」
2023.5.21「実家を引き継ぎたい!親と同居中の方が気を付けたい相続ポイント」セミナーが開催されました
講師はPocket!相続アドバイザー司法書士の武笠優子さんです
親と同居して親の面倒を見ている方にとって、自分が実家を引き継ぐことができるのか?とても大きな問題ですね
「私がずっと親の面倒を見てきたのだから、私が引き継ぐものだと思っていたのに、いざ親が亡くなって相続の手続きをしようとしたら、実家を出ていた姉妹が自分の相続分を主張してきた・・・」
こんな話、みなさんの周りでも聞いたことがあるのではないのでしょうか
親と同居している方が親亡きあとも実家に住み続けるためには、親が元気なうちに対策をしておくことが大切です
対策として重要なこと
・親に遺言を書いてもらうこと
・家族内で話し合いをしておくこと
今回はこの2点について実際の具体例を紹介いただきながら、教えていただきました
親に遺言を書いてもらうにあたってのポイントとして
・親の意思を大切にする
・遺留分を理解する
・他の相続人のことも考えて、家族間のコミュニケーションをとっておく
これらがとても重要です
遺言に基づいて遺産全部を相続した長男に対して、結婚して実家をでていた姉妹から「私にも相続できる権利があるはずだ」などと遺留分が請求されたという話しを聞いたことがあるかもしれません
親に遺言を書いてもらう場合に遺留分を考えておかないと後々トラブルに発展してしまうかもしれませんので注意が必要です
どんな遺言内容ならば相続人全員が納得でき、親と同居している方が実家を引き継ぐことができるのかはとっても難しい問題です
事例の説明後に参加者の方から
「遺言書を書いてもらったことを他の相続人に話しておいた方がいいのでしょうか?」という質問もありましたが、やはりそれぞれの事情は違いますのでせっかく書いた遺言が無効になったり、トラブルの元にならないためにも、遺言の作成時から専門家に相談されることをお勧めします
親が亡くなってしまってからでは、親の希望を聞くこともできません
まずは親が元気なうちに家族でこれからのことを話しておくことがとても大切です!
このセミナーが話してみようと思うきっかけとなっていただけたら幸いです
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