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八百万町に行ってきた

三連休の中日、気分転換にどこか行こうとなった。

夫の提案は、岐阜県八百津町にある「ハヤブサ・ミュージアム」だ。

なぜ、そこ?(ポカーン)

ハヤブサ・ミュージアムは、テレビ朝日のドラマ「ハヤブサ消防団」で使われた小道具などを展示している施設らしい。

ドラマでは八百万町だったけれど、原作者の池井戸潤さんの故郷である八百津町をイメージして書かれている(らしい)。

その八百津町へ、ドラマが終わって随分経つけど、今?と思いながらついていくことにした。

1時間ほどのドライブ。
着いてみるとミュージアムは平屋の一軒家くらいの大きさで、半分は漁協の事務所らしかった。

なんだか一時のブームに乗って作っただけじゃない?と、あまり期待しないで入館料200円を払った。

それが、いざ見始めると面白くなってきた。

そういえば、あの居酒屋「サンカク」こんなとこだった!

座布団もこれこれ
ケイちゃんは岐阜ではよく食べられている
三角形のあぶらげは八百津町では有名らしい
実家でもこれと同じような札が廻ってくる
氏神様のお燈明番
最後には新顔の三馬太郎の名がある
ロケ地は八百津町ではないけど
この地図は…、八百津町をもとに?
美濃加蔵ICとか東美濃駅とか、笑っちゃう

三馬太郎(中村倫也さん)の着た消防服や、小説レモン(中身は小説すばるだったかな、表紙だけ付け替えた精巧な出来)など、実際ドラマで使われたものも展示されていた(そのあたりは撮影不可)。

でも、それより興味深かったものがある。

夫は、大道具の図面や火事場のビフォーアフターのイメージ図などのファイルに見入っていた。
セットの制作風景も、裏方の仕事の大変さと面白さが伝わってきた。

私はといえば、池井戸潤さんの生原稿と、初稿のゲラがあって、もうずっと見ていたかった。
写真に撮れないのが残念だったけれど、プロも最初から完璧に書いているわけじゃなく、こんなに推敲するんだと感じることができた。

ミュージアムには結局40分ほど滞在した。

お客さんゼロかと予想していたのに、途切れることなく適度に賑わっていて驚いた。

帰りには道の駅「可児ッテ」で、夫きつねうどん、私ケイちゃん定食を食べ、お土産いっぱい買って満足〜! 

手前右から時計回りに
木綿豆腐→かつおいらず(という名の菜花)→
焼豚丼の素(焼豚切落とし)→赤かぶ甘酢漬→
三角の油揚げ→八百津煎餅詰合せ→ポン酢

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御手洗 育/暮らしのエッセイスト
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