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年賀状の書き損じ

仕事は時間内に終わらせようとするから、それなりに全力でできる。
でも自分のこととなると、ドジでのろまな亀になる。

先日は郵便局の前まで行って、年賀はがきの購入枚数がわからないことに気づいて戻ってきた。

と言うのも、前日別の郵便局に行って、過去の書き損じを新しい年賀はがきに交換しようとしたんだけど、アレできないのね。

今年の年賀はがきの書き損じならできるけど。

よく行くその郵便局には、元国営企業とは思えない敏腕職員さんがいて、以前書き損じの交換を計算してくれたことがあった。

はがきから切手やレターパックに交換という面倒な仕事を、こちらの意向を聞きながらすごいスピードで計算くれた。
その女性職員さんは別の窓口にいるときでも、カウンターから身を乗り出すような勢いで仕事をしている。

彼女がいたらなぁという願いは叶わず、はがきの束を持った私を見た別の職員さんが、明らかに嫌そうな顔をした。
(ちゃんと見たもん)

そして、去年の年賀はがきと一昨年の喪中ハガキを年賀はがきに交換したい言う私に、できませんと答えた。

えええ?前のスゴイお姉さんは何でもしてくれたよ?と思ったが、あっけなく撃沈した。

その基本的な仕事だけするタイプの職員さんに、100枚を超えると手数料が高くなることと、1郵便局で1日に交換できる上限があることの説明を受け、申請用紙を渡された。

事実上の門前払いだ(笑)。
(めっちゃ被害妄想的…、でも暴走老人とちがうよ?)

でも考えてみれば去年の年賀はがきや喪中はがきを交換した年賀はがきって、目出度いお正月になんだかアレじゃない?と納得して(理由はそこじゃないと思うけど)、交換は後日レターパックなどにすることにした。

申請用紙をくださった局員さん、いまいちな説明より「詳しくはwebで!」と言ってもらえたら、こっちの方がよくわかります。


そこでだ。
ここ数年、大雑把な数を買っていた年賀はがき、今年はちゃんと数えて買おう。

と今ごろ思っている。
こうして結局、毎年同じようにクリスマスと年賀状が同時進行になりバタバタするのだ。

周りがどんどん賀状終い宣言をするなか、うちはまだ続けるつもりだ。

LINEで「あけおめ」より、気持ちが伝わる1枚の年賀状の方が、私は好きだなあ。

久しぶりに会った友人に、「育の年賀状、いつも笑える」って言ってもらうと嬉しいもん。

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御手洗 育/暮らしのエッセイスト
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