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『おむすび』⑤まさかの…

否定はしたくない。

しかし、しかし…

暴れん坊将軍・松平健さん演じるおじいちゃんが、まさかのナレ死だなんて、何をどう描きたいのか…。
号泣する準備をしていたのに? 怒れちゃってます。

岐阜の小松原さん、お金を返してください。
そこじゃなくて、ちょっと何がどうなってるのか、何を伝えたいのかがわかりません。

あまり酷評すると見たくなくなるので、良かったことをひとつ。

聖人さんがおじいちゃんの髭をあたるシーンは、美しいと思った。
あれを「その1カ月後」のところでやってもらえたら、「生きてる間にやってあげたかった」なんて、泣け…ないか。

感動がないのは、こちらに考えさせる余白がないから。
リアリティがないアクシデントを詰め込んで、どこに感情移入すればいいのかが…ね。

見たいのは人生のダイジェストではなく、その時その時を丁寧に描いたシーンと台詞だ。

あかん、プロの皆さんに向かって偉そうに言ってしまった。

中学1年のとき担任だった山田先生は、お坊さんでもあった。
「その人がどんな人だったかは、お通夜の晩にわかる」
と言われたのを今も覚えている。

明日はおじいちゃんとの最後のお別れかな。
どんな家族の会話があるのか、楽しみにしている。


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御手洗 育/暮らしのエッセイスト
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