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『舞あがれ』に見るキャリア形成③

タイトルは立派ですが、朝ドラの感想です。

今日は神回だった。
(以下ネタバレを含みます)

大河内教官がただ恐い鬼教官でないことは、私達視聴者はわかって見ている。
その本意が舞や柏木に伝わっていく経過がとても興味深い。

今日は教官の言葉に、何度もグッときた。

「大切なのは、彼がこれからどう生きるかだ」

水島学生のフェイルが決まったとき大河内教官は、努力してもパイロットになれない学生はいる。私がここにいるのはそういう学生を落とすためでもあるのだ。そう言った。

その真意を問うた舞への答えだ。

人の命を預かる仕事。
そこに向き不向きはあって、褒めて伸ばすなんてことが通用しないことは想像できる。

水島学生と大河内教官が向かいあった短いシーン。
あの時、寡黙な教官が彼にどんな言葉をかけたのか。それを想像するだけでグッときてしまう。

大河内教官の言うとおり、水島学生の人生がこれで終わるわけではないのだ。
彼はまた新たな彼の道を歩んでいく。


ところで、カウンセラー仲間との勉強会で、褒めることについて話し合ったことがある。

日常生活では「すごいね」「頑張ったんだね」と相手を褒めることはよくある。

でもそれがカウンセリングだとしたら、安易に褒めるのはどうなんだろうか。
7名の参加者は皆同じような考えだった。

理由はいくつかあるが、いいカウンセラーと思われたいという気持ちが底にないかどうか、がひとつある。
また褒めるのはジャッジすることでもあり、上下関係に繋がるのではという考えにも納得した。

子育てでも、何でも褒めりゃいいってものではないと私は思っている。

今日は、舞が大河内教官への信頼を深めていく様子がとてもよかった。

「よくやった」

これまでで一番の着陸だったと言われ、放心から安堵する舞。
これがひとつの自信につながっていくんだろうな。

「やり遂げたのは、君自身だ」

ここぞというところで、認め、褒める教官。
いいなあ。

格納庫の前に立つふたりの影。

大河内教官の立ち姿がカッコよすぎて、クラクラする😆

先週金曜『あさイチ』の、吉川晃司さんのおもカッコ良さにも繋がって、惚れてまうやろー。

舞ちゃんが無事に着陸しただけで、今日は多くの人が泣いているんだろうな。
あ、私だけ?じゃないよね😅

ま、今日私からひとこと言えるとしたら、

柏木君、そんなことしてあなたフェイルですよ!😆

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