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Photo by
noriyukikawanaka
貫禄は要らない
仕事上も私生活も、「気づいたらそこにいた」ような人でいたいと思っていた。
にもかかわらず、私は目立ってしまう。
その理由のひとつは体格のよさ。大きいのだ。
数年前、ある有名な作家にお会いしたとき、一緒に写真を撮っていただいた。
そのツーショットの私、とにかく態度が大きく見えるのだ。
当時ペンクラブ会長もされていた方なのに、横にいる私は謎の強い女に見えてしまっていた。
こうありたいスタイルとちょっと違う。
本当は、パーティが始まって30分ほどしたあたりで、「あら、御手洗さんいらしてたんですか」と気づかれるような😅
ま、そんなパーティにも呼ばれないのだけれど、静かな佇まいの女性を目ざしていたのだ。
そうなっていないことを思い知らされたのは、先日の息子の結婚パーティで撮った写真だ。
思ってたんと違う…。😨
上品で華奢な新婦のお母様と、もうひとり厚顔のおばはん。
あ~、ちがう、ちがう、そうじゃない~。
でも写真は正直だから、それがありのままなの私なのだろう。
今日は仕事帰りに隣町の図書館に行った。
文章の書き方の本は、今までに何十冊も読んできた。
にもかかわらず、そういう本を読んだら上手くなるような気がして、今日も4冊借りてしまった。
外見の貫禄とは裏腹の、中身をもう少し充填する秋にしたい。
目標はすでにある。
ベクトルをそっちに向ければいいこともわかっている。
それができたら、貫禄も少しは役に立つことがあるかもしれない。
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