おばあちゃんの50回忌
兄夫婦と私達夫婦の4人で、祖母の50回忌をした。
実家の仏事は長年、母がひとりで準備してきた。
その母が昨年他界し、兄達と私でやることに。
兄は大学で家を離れ、私も結婚で家を離れて随分長くなる。
わからないことばかりだ。
本家のおばさんに何度も教えてもらい、自分の見ていた記憶とあわせて、設える。
小姑が出しゃばるのも…と思っていたが、何もやらないのを見ていられず、結局私がやることが続いた。
でもいつまでもそうするわけにいかず、今年のお盆あたりから、バトンタッチすることに。
よろしくね〜と言う私に「手順を書いて送ってくれる?」という兄。
私は妹だけど部下じゃないし…と思いつつ、送る。
本当は兄嫁に話したいのだけれど、思いもかけないほどネガティヴな反応が返ってくるので、少々恐い。なので面倒な話は兄に言う。
怒らないのをいいことに、旦那に言うのと同じように強く言う。
言い放つ。(笑)
よくわからないから、仏事は苦手なんだよという気持ちが伝わってくる。
そんな兄が、祖母の50回忌をすると言う。
娘にあたる叔母に連絡すると、スマホの長さ×2くらいの超ロングLINEが来た。喜んでくれて嬉しい。
葬式仏教と言われて久しいけれど、私達の世代はそれさえどうなっていくのかわからない。
でも、お仏壇やお墓に手を合わせて思うことは、今ここに自分があることへの感謝だ。
年のせいかもしれないが、神社でもお墓でも、手を合わせることがあるほど感謝の思いが湧いてきて、幸せな気持ちになる。
有難いことに気づく🙏🏻
そして、もう兄達に任せようと心に誓った今夏のお盆。
和尚様の棚経の翌日、お精霊様をふと見ると、壺にあるのは小菊と榊だった…。
和尚様にお出しするのが、ペットボトルのお茶とアラレというのも見ていてドキドキするけど、もうそういうスタイルもいいんじゃない?と思っている。
でもさすがに榊は恥ずかしいので、笑ってツッコミを入れておいた。
妻よりパソコンが好きな兄は、50回忌に持ってこなかったことを後悔していたが、LINEのビデオ通話を使って、叔母にも法要にリモート参加してもらった。
叔母も喜んでくれてよかった。
兄夫婦の得意分野でやってもらえたら、それでいいと思う。やってくれるだけで有難いことなんだ。
目立たないところで先回りして動いてくれる旦那にも感謝しておこう。
そんなことを考えながら、ユーミンの「ひこうき雲」多めのプレイリストで、1時間余りの帰路についた。
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