そういうことじゃない、ってとき
頑固な義父のことで、いつも悲しい思いをしていたころ(今もだけど)、それを誰かにこぼすとたまに返ってくる言葉があった。
いろいろあるけど、自分の大切なご主人を生んでくれた親だと思えばね、と。
とりあえず、
教科書かっ、と突っ込んでおきます。
もちろん生んでくれたことは、自分の親にも夫の親にも感謝している。
でも、今それを言うのは何の救いにもならないってこと、ある。
日曜の朝7時前、突然義父母が家に来て、予定を急遽キャンセルなんてとき、「ゆっくりしていってください」なんて、原節子さんでも言わない。
どんな時でも親に感謝して受け入れる、それはちょっと違う。
中途半端なアドバイスや励ましは、時に相手をがっかりさせる。
相手の話を聴いたり受け止めたりする難しさは、カウンセラーになってからより強く思うようになった。
自分もどこかでやっているかもしれない。
年齢を重ねるほど、やってしまいそうだ。
「そんなの大したことないよ」って言ってしまいそうだけど、その人にとっては大変なことって、いくらでもある。
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