『らんまん』 雑草という名の草はない⑥
先週、留守番状態だった私を気遣ってか、同じ部門の教授が「どうですか〜」と部屋に来られた。
簡単な打合せや報告をして、ドアを出ようとした教授が、
「御手洗さん『らんまん』見てますか?」と訊ねた。
どうやら同じ研究室のメンバーや秘書が見ていないらしく、あのドラマの《東京大学植物学研究室》の有様を、誰かに話したかったようだ。
「見てますよ。もし先生が見ていらしたら、感想を聞きたいと思ってましたー」と言うと、教授がニヤリ。
「いやぁ、あれねえ。いろいろありますね。
あの時代ですから。でも教授の気持ちもわからなくもないところもあって、まぁちょっとねぇ」
あとは笑って誤魔化す教授💦
先生の「ちょっとね」の部分は、私もちょっとわかる気もして、最後はアハハ、アハハで帰って行かれた。
田邉教授のご乱心にあららららと驚きながら、万ちゃんの方もね、あれがなかったらなぁ。
論文のお作法はわからないけれど、やっぱり教授のお名前も謝辞もないとなると、ひとりで書いたと思ってるのか!ってなるもんねぇ…。
大人気ないと思うけど、そういうものなんだろうなぁ。
ちょっとした一言があれば納得してもらえるし、気にかけてもらえると思うんだけど、若い時は自分のことで精一杯だから…。
そんな中で私にできることは、上にはざっくり「詳しくはわからないけど、こうこうこれこれのようです」と伝えることくらい。
そして若い人には「ちょっと話しておくといいかも」とプッシュ。
一回言ったら次からはと気づいてほしいとこだけれど、毎回お母さんが焦ってるような…。
ドラマでは教授の権威はカチカチなんだけど、現代の教授は…あんな人いるのかな。
パワハラやアカハラを気にするあまり、若い人に強く言えない様子を見ていると、なんだかなぁと思ってしまう。
万太郎は愛されキャラだから、やっていけるさ。
ロシアの教授からお手紙届いて、いいぞ万ちゃん!
がんばれ万太郎、がんばれ寿恵子さん!
きっと大丈夫だよ😆