ごめんください
Podcastから流れてきた、NHK『ごごカフェ』。
「目指せコミュ達!」コーナーの、武内陶子さんと合田敏之アナのお話に、おぉ!と思ったことがある。
お若い方には、たぶんわからないお話。
ふっふっふ。
こう言う時、年長者な気分にひたる。
(だからどうってことはない、ただの年寄りなんだけど)
子どものころ、お店に何か買いに行くとき、
武内陶子さんは、
「くださいな」と言っていたという。
そうそう!言いましたよね。
そう言いながらお店に入るのがマナーだった。
以前、家でそんな話題になったとき、夫は「おくんせ〜」だったと言った。
(田舎くさっ)
私も同じように、行きつけの(笑)何でも売ってるお店があって、毎日のように十円玉握りしめて通った。
私は「ごめんくーださーい」だった。
地域性や男女によっても、違いがあったのだろう。
そして今、買い物のほとんどはスーパーで、おばさんがひとりで店番しているような店に行く機会はほとんどなくなった。
だから挨拶もしなくて済む。
何がきっかけだったか忘れてしまったのだけれど、言葉を発する必要がないように見えるレジだからこそ、ひとこと「お願いします」と言うようにしている。
そうそう、無表情に支払いをする女性が怖い…みたいな記事を見たからだっけな。
ただコンビニで「らっしゃっせーー」と言われたら、「ごめんください」とは言えないなぁ😆
さらに相手は人ではなくなってきている。
今日は再検査のため、総合病院に出かけた。
(結果は正常値に戻り通院終了で、ホッ)
まずは玄関に立っているコンシェルジュ的な女性から、「おはようございます」。
声を発する元気のなかった前回に比べ、すっかり回復した私は、声が出るかどうか確認も含めて大きめな声で「おはようございます」。
カードを受付機に通して、まずは採血へ。
めちゃ優しい対応の女性に、「お願いします」と軽い雑談。
そしてレントゲンへ。
病院なので「ごめんください」は必要なく😅
その代わり、行く先々で「お名前は?」「御手洗育です」というのを、7、8回は繰り返す。
最後はファックスしてもらっている近所の薬局へ。
名前を呼ばれて会計をする。
「千円でお願いします」
「千円のお預かりで、450円のお返しです」
お金のやりとりがある場所で、やっぱり無言は気持ち悪い気がする。
でも、武内陶子さんも言っていた「ごめんあそばせ」😆さすがに言わないよなぁ。
ふと、娘の好きだった絵本『はじめてのおつかい
』を思い出した。
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